グラフィックデザイナーの仲條正義による展覧会『仲條の前半分』展が、1月27日まで東京・勝どきの＠btfで開催されている。
1933年生まれの仲條は、1956年に東京藝術大学美術学部図案科を卒業して以降、40年以上にわたる資生堂『花椿』のアートディレクションや、資生堂パーラーのロゴタイプ及びパッケージデザインを担当。東京都現代美術館、細見美術館のCI計画や、ポスター作品など数々のグラフィックを発表し、70歳を過ぎても現役で活躍し続けている。
同展は、仲條デザイン事務所に保存されていた作品から選ばれた1973年から近年に制作されたポスター約400点と、仲條がアートディレクションを担当した40年分の『花椿』を一堂に展示。かつてない蔵出しポスター展になるという。
仲條は同展について「未熟と若気の至り、その他、駄作など、ギャラリーには失礼だけれど、広い会場でINとOUT二つに分けて一方を晴海のゴミにするつもり。自分を振り返るのもつらいのに人様に見せるのもどうかと思うのですが『仲條の前半分』笑ってやってください」とのコメントを寄せている。
また、会期中の1月18日には仲條正義とアートディレクターの林修三、青木克憲の三者によるトークショーの開催を予定している。
仲條正義個展
『仲條の前半分』
2013年1月11日（金）～1月27日（日）
会場：東京都 勝どき @btf 3A/3B 4A/4B
時間：11:00～19:00
休館日：月、火曜、祝日
料金：無料
『仲條正義／林修三／青木克憲 トークショー』
2013年1月18日（金）19:00～21:00
出演：
仲條正義
林修三（アートディレクター、イラストレーター）
青木克憲（バタフライ・ストローク・株式會社 代表取締役、アートディレクター）
料金：無料（要事前予約）
（画像上から：『仲條の前半分』ロゴ、『WEL COME TO JAPAN』JAGDAジャパン展 1988 B1 Silk-screen、日本デザインコミッティー『LIFE』 1944 B1 Offset、パリ日本文化会館『デザインの世紀展』 1997 B0 Offset）
