小林エリカの漫画作品『光の子ども』第1巻が、12月5日に刊行される。
『終わりとはじまり』などの漫画作品や、『親愛なるキティーたちへ』『空爆の日にあいましょう』などの小説、エッセイでも知られる小林。グラフィックデザイナーの田部井美奈、写真家の野川かさね、イラストレーターの前田ひさえとのクリエイティブユニットkvinaや、ミュージシャンのPhewとのプロジェクト「Project UNDARK」でも活動している。
同作は、19世紀にキュリー夫人が発見した放射性物質の歴史を時空を超えて描いた作品。福島第一原発事故の起きた2011年に生まれた主人公の「光」が、猫のエルヴィンと共に時空を超えて115年間にわたる放射能の歴史をたどることで、史実とフィクションを織り交ぜたストーリーが展開されていく。巻末には放射能をとりまく歴史をまとめた年表や地図、ブックリストなども掲載されている。リトルモアの特設サイトでは第1話の試し読みも可能だ。
※記事掲載時から本文の一部内容を変更しました。
(画像:『光の子ども 1』表紙)