写真家・ジョセフ・クーデルカの回顧展がアジア初開催、初期から最新作まで紹介

写真家・ジョセフ・クーデルカの初期作品から最新作まで紹介する回顧展『ジョセフ・クーデルカ展』が、2014年1月13日まで東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催される。

1938年にチェコスロバキアで生まれたクーデルカは、航空技師の仕事の傍らで舞台写真やジプシーたちを撮影。匿名で発表したワルシャワ条約機構軍のプラハ侵攻をとらえた写真が、匿名のまま『ロバート・キャパ・ゴールドメダル賞』に輝いた。その後英国へ移住し、写真エージェンシー「マグナム」に加入。1978年には優れた写真家に送られる『ナダール賞』を受賞したほか、その後も『アンリ・カルティエ=ブレッソン賞』『ハッセルブラッド国際写真賞』といった数多くの賞を受賞している。

アジアで初の開催となる同展は、2002年にクーデルカの本格的な回顧展としてチェコ共和国・プラハのナショナル・ギャラリーで開催された後、トルコやメキシコにも巡回したもの。初期作品をはじめ、チェコスロバキア各地に暮らすジプシーを撮影した『ジプシーズ』やヨーロッパ各地で撮影された『エグザイルズ』など、代表作を含む約280点が展示される。12月7日には写真評論家の飯沢耕太郎による講演会も行われる。

イベント情報

『ジョセフ・クーデルカ展』

2013年11月6日(水)~2014年1月13日(月・祝)
会場:東京都 竹橋 東京国立近代美術館企画展ギャラリー(1階)
時間:10:00~17:00(金曜日は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜(12月23日、1月13日は開館)、12月24日、12月28日~1月1日)
料金:一般850円 大学生450円
※高校生以下および18歳未満、障がい者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料

講演会
『ジョセフ・クーデルカの写真世界』

2013年12月7日(土)14:00~15:30(会場は開演30分前)
出演:飯沢耕太郎(写真批評家)
会場:東京都 竹橋 東京国立近代美術館 講堂(地下1階)
定員:先着140名
料金:無料(申し込み不要)

ギャラリートーク
2013年12月20日(金)18:00~19:00
会場:東京都 竹橋 東京国立近代美術館 企画展ギャラリー(1階)
出演:増田玲(東京国立近代美術館主任研究員、本展企画者)
料金:無料(申し込み不要、要展覧会チケット)

(画像上:ジョセフ・クーデルカ『カオス』より ノール=パ=ド=カレー、フランス(1986年)/ウェールズ、イギリス(1997年)/ウェールズ、イギリス(1997年) ©Josef Koudelka / Magnum Photos、画像下:ジョセフ・クーデルカ『エグザイルズ』より オー=ド=セーヌ、フランス(1987年) ©Josef Koudelka / Magnum Photos)

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