NODA・MAP『エッグ』がパリの国立名門劇場に正式招聘、国内3都市でも再演

2014.05.27 Tue

野田秀樹率いるNODA・MAPによる舞台『エッグ』が、2015年2月から4月にかけて国内3都市で再演。また、3月にパリ国立シャイヨー劇場の正式招聘作品として上演される。

2012年に初演された『エッグ』は、架空のスポーツ「エッグ」に情熱を注ぐ2人のアスリートと、彼らの間で心が揺れ動く女性シンガーソングライターをはじめ、20世紀における最大のカルチャーとして君臨した「スポーツ」と「音楽」に向けられた大衆の熱狂や愛情、様々な私欲、そして時代の見えざる手に翻弄される人々を描いた作品。妻夫木聡、仲村トオル、深津絵里といった豪華キャストに加え、椎名林檎が音楽と深津の歌う劇中歌を手掛けたことでも話題になった。

国内での再演は東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウス、大阪・シアターBRAVIA！、福岡・北九州芸術劇場大ホールで行われる。パリ公演が行われるパリ国立シャイヨー劇場は、90年以上の歴史を持つフランス国立の名門劇場となる。なお、今回のパリ公演は、同劇場の芸術監督を務めるディディエ・デシャンがNODA・MAPの『THE BEE』の観劇を機に、野田の才能に感嘆し、フランスでの上演を熱望したことから実現したという。なお、キャストには初演と同様に妻夫木、仲村、深津に加え、秋山菜津子、大倉孝二、藤井隆、野田秀樹、橋爪功が名を連ねている。チケットは12月上旬に発売予定だ。