「和食」を世界に広めた日米の功労者たちに迫るドキュメンタリー『和食ドリーム』

映画『和食ドリーム』が4月11日から東京・テアトル新宿ほか全国で順次公開される。

同作は、2013年12月4日に「ユネスコ無形文化遺産」に登録された和食が世界に認知されるようになった舞台裏を描くドキュメンタリー。和食の普及に尽力した日米の料理人や関係者の物語を通して、日本とアメリカ双方の視点から和食の本質に迫る。

作中に登場するのは、50年前にアメリカに移住し、本格的な日本の食材の輸入を始めた共同貿易の会長・金井紀年。現在91歳になる金井は、「良いネタが全米に流通しなければアメリカでは和食文化は育たない」という信念のもと、和食の魅力をアピールし続けてきた。さらに、京都の料亭菊乃井の主人・村田吉弘、美濃吉本店竹茂楼の調理総支配人・佐竹洋治、アメリカの和食レストラン「ブラッシュストローク」のオーナーシェフを務めるデイヴィッド・ブーレー、Nobuのオーナーシェフ・松久信幸、ロブショングループのオーナーシェフ・ジョエル・ロブションらが出演し、和食に対する信念、和食の哲学、和食の未来像が語られるという。

メガホンを取るのは日系アメリカ人の歴史を描いた三部作映画『東洋宮武が覗いた時代』『442日系部隊 アメリカ史上最後の陸軍』『二つの祖国で 日系陸軍情報部』などの監督を務めたすずきじゅんいち。音楽は『踊る大捜査線』シリーズや『サマーウォーズ』などで知られる松本晃彦が担当している。

すずきは同作のオフィシャルサイトで「是非、一人でも多くの方に見て頂き、和食の素晴らしさ、その奥深さを知って頂き、より健康的で美しい和食中心の食生活から、充実した日々を送って頂ければ、この映画を作った甲斐が有ると考えている」と語っている。

作品情報

『和食ドリーム』

2015年4月11日(土)からテアトル新宿ほかで全国順次公開
監督・脚本:すずきじゅんいち
音楽:松本晃彦
出演:
金井紀年
村田吉弘
佐竹洋治
今田景久
松久信幸
上地勝也
デイヴィッド・ブーレー
タイソン・コール
ジョエル・ロブション
稲田朋美
熊倉功夫
配給:フィルムヴォイス

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