Bjorkの回顧展がMoMAで開催、楽器や衣装、新作映像インスタレーションなど一挙展示

Bjorkの回顧展『Bjork』が、3月8日からアメリカ・ニューヨーク近代美術館で開催される。

今年1月に約4年半ぶりの新アルバム『Vulnicura』をリリースしたBjork。同展では、写真、音楽、映像、インスタレーションなどを通して、Bjorkの20年以上におよぶキャリアを振り返ると同時に、現代アートシーンにおける独自の立ち位置を追究する。

美術館ロビーには、2011年のアルバム『Biophilia』で使用された「グラヴィティ・ハープ」「テスラコイル」といったオリジナルの楽器4点が、サウンドを演奏するようにプログラムして展示される。さらに2階のギャラリーには、アイスランドの作家Sjónによる架空のストーリーとBjorkの音楽が融合したサウンドインスタレーションも登場する。

また、『Vulnicura』までの8枚のアルバムをビジュアルやオブジェ、衣装などで振り返るコーナーでは、クリス・カニンガムが“All Is Full of Love”PVのために制作したロボット、2001年の『第73回アカデミー賞』授賞式でBjorkが着用したマラヤン・ペジョスキーのデザインによる「Swan dress」、“Who Is It ”のPVで着用したアレキサンダー・マックイーンによるベルのドレス、イリス・ヴァン・ヘルぺンがデザインした『Biophilia』ツアーでの衣装、武田麻衣子が2013年にデザインしたヘッドピースなどが展示される。

さらに、同展のために作られた新作『Black Lake』も登場。『Vulnicura』収録曲と同じタイトルの同作は、2014年夏に映像作家のアンドリュー・トーマス・ホワンが監督した10分間の映像作品で構成されるインスタレーションとなり、痛みや死、再生といったテーマをアイスランドの風景を通して描く。

イベント情報

『Bjork』

2015年3月8日(日)~6月7日(日)
会場:アメリカ ニューヨーク近代美術館
時間:10:30~17:30(金曜は20:00まで)
料金:大人25ドル 65歳以上18ドル 学生14ドル
※16歳以下は無料

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