タイヨンダイ・ブラクストンのソロアルバム『HIVE1』の日本盤が、5月13日にリリースされる。
ジャズミュージシャンのアンソニー・ブラクストンを父に持ち、2010年までBATTLESのメンバーとして活動していたタイヨンダイ。BATTLES脱退後はBang on a Can All StarsやKronos Quartet、Alarm Will Soundらに楽曲提供を行っているほか、フィリップ・グラスとのコラボパフォーマンスなども行っている。
2009年にリリースされたオーケストラ作品『Central Market』以来のソロアルバムとなる『HIVE1』は、2013年にニューヨークのグッゲンハイム美術館で初演されたパフォーマンス作品『HIVE』のために書き下ろした楽曲をもとにしたアルバム。なお、『HIVE』は、デンマーク人の建築家ウッフェ・サーランド・ファン・タムズによってデザインされた近未来的な楕円形ポッドと、その上に座った5人のミュージシャンによるアンサンブルによるパフォーマンス作品となる。なお、収録曲“Scout1”の試聴音源がYouTubeで公開中だ。
タイヨンダイ・ブラクストンのコメント
エレクトロニック・ミュージックがその可能性を最大限に発揮する時、ある種の限界を感じる。とりわけ、それがアナログ楽器の場合にね。エレクトロニック・ミュージックの場合、サウンドはリアルなのに、人間や伝統的なアコースティック楽器には不可能なことが生み出せる。だからこそ、より伝統的な感覚で音楽を作ることでバランスを取り、リズムやハーモニーを考察していくと、そこに広がる壮大な世界に気づくんだ。