きむらゆういちの絵本『あらしのよるに』が新作歌舞伎に、ガブ役は中村獅童

きむらゆういちの絵本を原作とした新作歌舞伎『あらしのよるに』が、2015年9月に京都・京都四條 南座で上演される。

1994年に初版が出版された『あらしのよるに』は、狼のガブとヤギのメイの種族を越えた友情を描いた全7巻の絵本シリーズ。『第42回産経児童出版文化賞』JR賞や『第26回講談社出版文化賞』絵本賞などを受賞したほか、テレビアニメ化や映画化、ゲーム化されたことでも知られている。

南座の『九月花形歌舞伎』で上演される『あらしのよるに』で主人公のガブを演じるのは、2002年にNHK教育で放送された『てれび絵本』版で全キャラクターの声を担当し、2005年公開の映画版でもガブの声を演じた中村獅童。また、『新作 陰陽師 滝夜叉姫』で『大谷竹次郎賞』を受賞した今井豊茂が脚本を手掛けるほか、日本舞踊の宗家藤間流八世宗家・藤間勘十郎が演出を担当する。上演日などの詳細は、オフィシャルサイトの続報を待とう。

中村獅童のコメント

絵本「あらしのよるに」とは、NHK「てれび絵本」、アニメーション映画、朗読と様々なかたちで携わらせていだ思入れの深い作品です。人を信じることや愛すること、友情や思いやり、誰もがもっている“こころ”。そんな大切な感情を豊かにしてくれる物語に魅了されました。
いつか歌舞伎で演じさせていただくことができたら…という長年の夢がついに実現できますので大変嬉しく思います。
この作品は小さいお子様からご年配の方まで男女問わず、広く愛されている作品ですので、その世界観を壊さず、原作を知っている方、知らない方に楽しんでいただける、そして歌舞伎に触れたことのない方にご観劇していただけるきっかけにもなれればと思います。
9月、京都南座でお会いできますことを楽しみにしております。

イベント情報

南座 九月花形歌舞伎
新作歌舞伎『あらしのよるに』

2015年9月上演
会場:京都府 京都四條 南座
原作:きむらゆういち
脚本:今井豊茂
演出:藤間勘十郎
出演:中村獅童
料金:一等席12,000円 二等席6,000円 三等席4,000円 特別席13,000円

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