書籍『タモリと戦後ニッポン』が、本日8月19日に刊行された。
タモリが終戦直後の1945年8月22日に生まれた点に注目し、タモリの半生を通して日本の戦後史を振り返る同書。大学やジャズ喫茶、ボウリング場、酒場、生放送のスタジオなど、タモリが各時代を過ごした場所やタモリと接点のあった著名人たちを辿り、高度経済成長、東京オリンピック、大学紛争、テレビ業界の盛衰といった戦後日本の出来事を考察する。
同書は、「偽郷としての満洲」「大学紛争とダンモ研狂騒曲―森田一義から『タモリ』へ」「“変節”と“不変”―フジテレビの絶頂と『笑っていいとも!』」「タモリとニッポンの“老後”」といった序章と終章を含む全9章で構成。著者は、『クイック・ジャパン』の編集アシスタントを経て1997年からフリーで活動するライターの近藤正高。