『第60回岸田國士戯曲賞』は庭劇団ペニノ・タニノクロウが受賞

白水社が主催する『第60回岸田國士戯曲賞』の受賞作品が発表された。

8作品の最終候補から選ばれたのは、タニノクロウによる『地獄谷温泉 無明ノ宿』の上演台本。2015年8月に東京・森下スタジオでタニノが主宰を務める庭劇団ペニノによって初演された。1976年生まれのタニノは昭和大学医学部を卒業した経歴の持ち主。これまでに2度にわたって『岸田國士戯曲賞』最終候補に選出されており、今回が3度目のノミネートだった。

選考委員の岡田利規は、「タニノクロウ氏の『地獄谷温泉 無明ノ宿』は、反時代的であることが時代に対して最高にヴィヴィッドな力を持つのだ、というその最良の例のひとつです」と白水社のオフィシャルサイトでコメントしている。

なお、今回の候補作品には同作に加えて、神里雄大(岡崎藝術座)『+51 アビアシオン, サンボルハ』、根本宗子(月刊「根本宗子」)『夏果て幸せの果て』、古川健(劇団チョコレートケーキ)『ライン(国境)の向こう』、ペヤンヌマキ(ブス会*)『お母さんが一緒』、三浦直之(ロロ)『ハンサムな大悟』、柳沼昭徳(烏丸ストロークロック)『新・内山』、山本健介(The end of company ジエン社)『30光年先のガールズエンド』が選出されていた。選考委員は岩松了、岡田利規、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、野田秀樹、平田オリザ、宮沢章夫。授賞式は、5月9日に東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で行われる。

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