新国立劇場の次期芸術監督が決定、演劇部門に小川絵梨子

東京・初台の新国立劇場の芸術監督予定者が発表された。

これは本日6月21日に開催された新国立劇場運営財団の理事会で決定したもの。理事長には尾崎元規が再任したほか、オペラ部門の芸術監督を大野和士、演劇部門の芸術監督を小川絵梨子が務めることが決まった。両者は9月1日から芸術参与に着任し、2018年9月から2022年8月末まで各部門の芸術監督を務める。なお舞踊部門の芸術監督は大原永子が再任する。

オペラ部門の芸術監督に就任する予定の大野は、1960年生まれ。これまでにベルギー王立歌劇場、バルセロナ交響楽団、東京都交響楽団などの音楽監督を歴任したほか、2008年に紫綬褒章を受章し、2010年には文化功労者に選出された。

演劇部門の次期芸術監督となる小川は、1978年生まれの演出家。2004年にアメリカのアクターズスタジオ大学院演出部を日本人で初めて卒業し、これまでに『読売演劇大賞』『菊田一夫演劇賞』などを受賞している。

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