映画『ストリート・オーケストラ』が、8月13日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開される。
同作は、ブラジルのスラム街に暮らす子どもたちによって結成されたエリオポリス交響楽団の誕生にまつわる実話をもとにした作品。貧しく荒れた生活を送っていた子どもたちが、新任の音楽教師ラエルチとの出会いをきっかけに音楽に喜びを見出し、やがて学校の存続がかかった演奏会に挑むというあらすじだ。
サンパウロ交響楽団のオーディションに落第し、スラム街の学校に音楽教師として勤めるヴァイオリニストのラエルチ役を演じるのは、自身もスラム街の出身だというラザロ・ハモス。また実際のエリオポリス交響楽団やサンパウロ交響楽団も出演している。監督はウォルター・サレス監督の『セントラル・ステーション』で助監督を務めたセルジオ・マシャード。