ナチ戦犯と犠牲者の孫同士が惹かれ合う 『ブルーム・オブ・イエスタディ』

映画『ブルーム・オブ・イエスタディ』が、9月30日から東京・渋谷のBunkamura ル・シネマほか全国で順次公開される。

ナチスの戦犯を祖父に持つドイツ人のトトと、ナチスの犠牲者となったユダヤ人の祖母を持つフランス人・ザジの交流を、コメディー要素を交えて描く同作。共にホロコーストの研究に身を捧げている2人がイベントを企画することになり、惹かれ合いながら互いのルーツを追う旅に出るというあらすじだ。

トト役を演じるのは、オリヴィエ・アサイヤス監督作品『パーソナル・ショッパー』『アクトレス~女たちの舞台~』などに出演しているラース・アイディンガー。ザジ役をジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督作品『午後8時の訪問者』で主演を務めたアデル・エネルが演じる。監督は『4分間のピアニスト』のクリス・クラウス。

なお同作は昨年の『第29回東京国際映画祭』で最高賞にあたる東京グランプリを受賞している。

作品情報

『ブルーム・オブ・イエスタディ』

2017年9月30日(土)からBunkamura ル・シネマほか全国順次公開
監督・脚本:クリス・クラウス 出演: ラース・アイディンガー アデル・エネル ヤン・ヨーゼフ・リーファース ハンナ・ヘルツシュプルング 上映時間:123分 配給:キノフィルムズ・木下グループ
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