紫綬褒章に松本隆、三谷幸喜、坂茂、宮川大助・花子ら

芸術や学問、スポーツなどの功労者におくられる紫綬褒章の受章者に、作詞家の松本隆、建築家の坂茂、脚本家の三谷幸喜ら18人が選ばれた。

松本隆は1949年生まれ。はっぴいえんどなどで活動したほか、作詞家としてこれまでに松田聖子“赤いスイートピー”、森進一“冬のリヴィエラ”、薬師丸ひろ子“Woman "Wの悲劇"より”、KinKi Kids“硝子の少年”、Yellow Magic Orchestra“君に、胸キュン。”、大滝詠一“君は天然色 ”など2100曲以上の作詞を手掛けた。9月には松本が全曲作詞を担当したクミコwith風街レビューのアルバム『デラシネ déraciné』をリリースした。

坂茂は1957年生まれ。世界各地で建築設計を手掛けるほか、紙管を構造体にした災害シェルターや仮設住宅を提案している。2014年には「建築界のノーベル賞」とも呼ばれる『プリツカー賞』を受賞した。

三谷幸喜は1961年生まれ。大学在学中に劇団「東京サンシャインボーイズ」を結成し、その後に脚本家として活動。舞台脚本にとどまらず、ドラマ『古畑任三郎』『新選組!』『真田丸』、映画『THE 有頂天ホテル』『ラヂオの時間』などを発表している。

そのほか、将棋棋士の森内俊之、漫才コンビの宮川大助・花子らが受章者に名を連ねている。発令は11月3日を予定。

松本隆は受章について「予想もしていなかった、大変素晴らしい賞を頂きましてとてもびっくりすると同時に光栄に思います」とコメント。「僕の場合、ロックバンド出身。『寄らば大樹』を好んで来なかった。若い時から大きな組織に頼らず自分一人で仕事をしていた。守ってくれるのは自分の作品だけ。そういう思いでやってきたので、自分の作品が自分の存在を証明してれた。その今までの努力がこうして認めてもらって、とてもうれしい」と心境を明かしている。

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