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ミムラと溝端淳平が義母と息子に 向田邦子原作の2人芝居『家族熱』

舞台『ふたり芝居「家族熱」』が2018年5月29日から東京・池袋の東京芸術劇場 シアターウエストで上演される。

同作は、向田邦子の脚本で1978年に放送された連続ドラマ『家族熱』の設定を3年後に移して上演される2人芝居。後妻として黒沢家に嫁いできた朋子は、家族と前妻が通じていることを知ってしまい、朋子と歳の近い長男・杉男の勧めで家を出ることになるが、3年後に2人は再会し、初めて互いの気持ちを知ることになるというあらすじだ。

朋子役にミムラ、父を憎み、義理の母・朋子と実母の間で揺れるエリート医師・杉男役に溝端淳平がキャスティング。演出は合津直枝が手掛ける。

ミムラは「皆様を向田作品世界の深部へお連れできるよう、勉強を重ね、心血を注いで臨みます。どうぞご期待くださいませ」、また溝端淳平「向田作品は初めてで、まだまだ勉強中ですが、大の向田邦子ファンのミムラさん、演出の合津さんにも沢山教わりながら、向田邦子作品世界にドップリはまって行けたらと思います」とそれぞれ意気込みを語っている。

チケットの一般販売は2018年3月18日10:00からスタート。なお東京公演終了後は6月に茨城、大阪、兵庫を巡回予定だ。

ミムラのコメント

過去に二度、演じさせて頂いた向田邦子さん。彼女の文章の大ファンであり、映像作品も多数観てきた私は、大事なご報告の際はお墓へ参ります。「あの『家族熱』を二人芝居で演じます」とお伝えしたら、向田さん、あの悪戯っぽい含み笑いで、なんと仰るでしょう。以前ドラマで共演し、もっと多くの台詞をやり取りしてみたいと感じていた溝端淳平さん。そして一度目の向田邦子役の依頼を下さった方でもある合津さんと共に、“家族”という狭く見えて底なしの囲いの中で、縦横無尽に“熱”を発してみたいと思います。
皆様を向田作品世界の深部へお連れできるよう、勉強を重ね、心血を注いで臨みます。どうぞご期待くださいませ。

溝端淳平のコメント

今もなお愛され続けている向田邦子さんの作品をやらせてもらうことを、大変ありがたく思っております。僕が生まれるよりもずっと前に旅立たれたとは思えないほど、向田作品は色褪せない。それどころか今の時代の方がマッチしていると思えるぐらいです。「家族熱」は義理の母と息子、いろんな柵や苦難に縛られてきた二人がまた違う形で再会する話です。家族とのつながりとはどういうものなのか?血のつながりと心のつながりは天秤にかけられるのか?そんな普段誰もが感じているであろうことが文学的に、叙情的に描かれています。向田作品は初めてで、まだまだ勉強中ですが、大の向田邦子ファンのミムラさん、演出の合津さんにも沢山教わりながら、向田邦子作品世界にドップリはまって行けたらと思います。

合津直枝のコメント

昔、たった数秒(!)、向田邦子さんとお話したことがある。親しい女性誌編集者から「働く女性への応援コメントを向田邦子さんからもらってこられない?」という誘いに乗ったのだ。「わたくし、そのようなことはしませんの。ごめんください」向田さんはぴしゃりと言って電話は切れた。前年に直木賞を受賞され、のちに台湾で急逝されるその年の冬のことだ。
以来、向田さんは眼前に屹立する。

「家族熱」は、美しい後妻が家族に加わったことで、平熱を保てなくなった家族の物語だ。「いちばん大事なことは口にしない」という向田さんのサムライのような美学に満ちた物語である。
母を女として愛していた…
息子を男として愛していた…
ほんとうの気持ちに蓋をして、家庭の平和を保っている登場人物たち。一筋縄ではいかない。

向田さんから応援コメントはいただけなかったけれど、今、きびしく叱咤激励されている。熱烈な向田ファンのミムラさんと遠い憧れだったという溝端くんと三人で挑む。向田作品を語り継ぐ喜びと責任を胸に、“家族”というルールからはみ出しそうではみ出せない、女と男のギリギリのこころを探り当てたい。

『ふたり芝居「家族熱」』キービジュアル
『ふたり芝居「家族熱」』キービジュアル
ミムラ
ミムラ
溝端淳平
溝端淳平
合津直枝
合津直枝
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