建築家・隈研吾の「素材」に着目する『くまのもの』展 新作パビリオンも

隈研吾の個展『くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質』が3月3日から東京・東京ステーションギャラリーで開催される。

同展は、新国立競技場の設計にも携わる建築家・隈研吾が、「負ける建築」「自然な建築」などの理念を実践してきた約30年におよぶプロジェクトを集大成して紹介する展覧会。建築設計やプロダクトデザインなどの蓄積を、竹、木、紙、石、土といったマテリアルごとに分類・整理し、模型やモックアップ、映像や素材サンプルを通じて、多角的に仕事を紹介するとともに、これからの物質と人間の関わり方の未来像を提示する。

会場では、竹の特性を生かした新作のパビリオンのほか、バルーンと薄い布によって構築された茶室「浮庵(フアン)」などの空間体験を楽しめるパビリオンも複数展示。また、作品は一部をのぞいて撮影可能となっている。

隈研吾のコメント

建築とは、結局のところ物質である。物質と人間との会話である。世界という得体のしれない大きさなるものが、物質という具体的存在を通じて、人間と会話するのである。物質が違うと、会話の仕方も変わり、こちらの気分も大いに変わってくる。20世紀は、コンクリートのせいで、会話は固くなり、人間の表情もずいぶん暗くなった。
もう一度、様々な物質と、いきいきとした会話をはじめよう。

イベント情報

『くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質』

2018年3月3日(土)~5月6日(日) 会場:東京都 東京ステーションギャラリー 時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで、金曜は20:00まで開館) 休館日:月曜(4月30日は開館) 料金:一般1,100円 高校・大学生900円 ※中学生以下無料 ※障がい者手帳など持参の方は100 円引き(介添者1 名は無料)
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