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大杉漣、最後の主演映画『教誨師』10月公開 牧師と死刑囚との交流描く

『教誨師』 ©「教誨師」members
『教誨師』 ©「教誨師」members

映画『教誨師』が10月6日から東京・有楽町スバル座ほか全国で公開される。

「教誨師」とは、受刑者に対して道徳心の育成、心の救済に努め、彼らが改心できるよう導く人。死刑囚専門の教誨師である牧師・佐伯を主人公にした同作では、死刑囚に寄り添いながらも、彼らが安らかに死ねるよう導くことは正しいのか葛藤する佐伯の姿や、佐伯が自身の過去と対峙し、人生と向き合っていく様を描く。ほぼ教誨室で展開する会話劇で構成されている。

主人公の教誨師・佐伯を演じるのは、同作のエグゼクティブプロデューサーでもある、今年2月に急逝した大杉漣。佐伯が対話する死刑囚役には、光石研、烏丸せつこ、古舘寛治や、映画初出演となる劇団「柿食う客」の玉置玲央らが名を連ねている。監督と脚本は『ランニング・オン・エンプティ』の佐向大が務める。

大杉漣は、膨大なセリフ量と同作の題材について、「役者にケンカを売ってるのかと思った」と評したという。また大杉にとって同作が最後の主演映画であり、唯一のプロデュース作となった。

佐向監督は同作の公開にあたり「3年前、小さな喫茶店で、この企画を一番最初に話したのが大杉さんでした。『いいね、やろうよ』。その一言をきっかけにこの作品が生まれました。私にとって主演俳優以上の存在だった大杉さんの訃報を前に、全く心の整理がついていません」と明かす。

さらに「これだけは言えるのは、人生は限りがある。だからこそ、かけがえのない時間を、かけがえのない仲間とともに、どんなお仕事でも遊びでも手を抜かず、一瞬一瞬を精いっぱい全力でやられていた方だったのではないか。あの優しさ、包容力、エネルギーはそんなところからきていたのではないか。今はそんな気がしています」とコメントしている。

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