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杉浦邦恵の50年超の足跡辿る大規模個展 表現の先駆性と独自の世界観に迫る

展覧会『杉浦邦恵 うつくしい実験 ニューヨークとの50年』が、7月24日から東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。

20歳だった1963年に単身渡米し、シカゴ・アート・インスティテュートで写真を学んだのちに1967年からニューヨークを拠点として活動を続ける杉浦邦恵。写真の多様な可能性にいち早く注目し、カメラを使用せずに写真を制作するフォトグラムやコラージュによる作品制作を行なうほか、写真の液体乳剤と油絵のキャンバス、アルミニウムなど紙以外の素材を組み合わせるなど、実験的な制作に取り組んできた。

同展は杉浦の約50年間におよぶ活動を回顧する日本初の大規模個展。シカゴ・アート・インスティテュート時代の作品から、感光材をキャンバスに塗って白黒写真のイメージを定着させる「フォトカンヴァス」やフォトコラージュ、自身の絵画を組み合わせた「写真―絵画」、1980年代以降のフォトグラム、インスタレーション、1990年代から制作を始めた人物を被写体にした作品、日本で撮影した最新作まで、75点が展示される。

8月4日には杉浦によるレクチャーを開催。さらに7月27日にはあがた森魚、9月22日には椹木野衣との対談が行なわれる。参加方法などの詳細は東京都写真美術館のオフィシャルサイトをチェックしよう。

杉浦邦恵『電気服にちなんで Ap2, 』2002年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵
杉浦邦恵『電気服にちなんで Ap2, 』2002年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵
『孤 #4-V2/2』1967年 発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵
『孤 #4-V2/2』1967年 発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵
『孤 #L9-V1/3』1966年 発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵
『孤 #L9-V1/3』1966年 発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵
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