認知症の母、耳の遠い父との1200日『ぼけますから、よろしくお願いします。』

ドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』が11月3日から東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開される。

『ザ・ノンフィクション おっぱいと東京タワー~私の乳がん日記』で『ニューヨーク・フェスティバル2011』銀賞、『第47回ギャラクシー賞』奨励賞を受賞したテレビディレクターの信友直子が監督・撮影・ナレーションを務めた同作。広島・呉を舞台に、認知症に苦悩する87歳の母と、初めての家事に挑む耳の遠い95歳の父、2人の生活をカメラに収めながらも実家に帰る決心がつかない娘の「私」こと信友の約1200日の生活を映し出している。

信友にとって劇場公開映画初監督作品となる同作は、昨年10月にBSフジで放送された『ぼけますからよろしくお願いします。~私が撮った母の認知症1200日~』に追加取材・再編集を加えて、ドキュメンタリー映画として再構成したもの。プロデューサーを濱潤と映画『シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録』『園子温という生きもの』の監督を務めた大島新が担当した。テレビ版に惚れ込んだ大島は、自らプロデュースや製作・配給を担い、映画化を実現させたという。

映画の予告編には、散乱した洗濯物の上に横たわる母の姿や、両手に買い物袋を持った父が立ち止まる様子、「みんなが怒ってた!」と主張する母に信友が「怒ってないよ」と語りかける場面、布団の中から伸ばされた母の手を父が握りしめるシーンなどが映し出されている。また場面写真では、信友と両親のスリーショットなどが確認できる。

作品情報

『ぼけますから、よろしくお願いします。』

2018年11月3日(土・祝)からポレポレ東中野ほか全国で順次公開
監督:信友直子 語り:信友直子 上映時間:102分 配給:ネツゲン、フジテレビ、関西テレビ
  • HOME
  • Movie,Drama
  • 認知症の母、耳の遠い父との1200日『ぼけますから、よろしくお願いします。』

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて