映画『鉄道運転士の花束』が8月17日から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。
『カンヌ国際映画祭』短編部門で審査員賞の受賞経験を持つミロシュ・ラドヴィッチが監督を務めた同作は、故意でなくとも何人もの人を殺してしまうという鉄道運転士を題材に、「無実の殺人者」たちの悲哀と誇りをユーモラスに描いた作品。現役中に28人を殺してしまったという不名誉な記録を持つ定年間近の鉄道運転士イリヤが、家業を継ぎ運転士となったが、人殺しになりたくないという恐怖に怯える養子シーマのために、線路に横たわるというあらすじだ。
出演者は、エミール・クストリッツア監督作品にも出演しているラザル・リストフスキー、ミリャナ・カラノヴィッチをはじめ、ペータル・コラッチ、ヤスナ・デュリチッチ、ムラデン・ネレヴィッチ、ニーナ・ヤンコヴィッチ、ダニカ・リストフスキー。今回の発表とあわせてポスタービジュアルと場面写真が公開された。
同作は『モスクワ国際映画祭』などで4つの観客賞を受賞。『アカデミー賞』外国語映画部門セルビア代表作品にも選出された。
- 作品情報
-
『鉄道運転士の花束』
2019年8月17日(土)から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開監督・脚本:ミロシュ・ラドヴィッチ 出演: ラザル・リストフスキー ペータル・コラッチ ミリャナ・カラノヴィッチ ヤスナ・デュリチッチ ムラデン・ネレヴィッチ ニーナ・ヤンコヴィッチ ダニカ・リストフスキー 上映時間:85分 配給:オンリー・ハーツ関連リンク
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?