インドの「お受験」がテーマ、映画『ヒンディー・ミディアム』9月公開

映画『ヒンディー・ミディアム』が、9月6日から東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。

同作は、インド・デリーの下町で洋品店を営むラージ・バトラとその妻のミータが、娘ピアの「お受験」のために階級を飛び越え、富裕街に貧民街にと住まいを変えて悪戦苦闘する中で本当に大切なことに気付くまでを描いた作品。原題の「Hindi Medium」はヒンディー語で授業を行なう公立学校のことを指し、ラージとミータはピアを英語で授業を行なう私立の名門校「English Medium」に入学させようと奮闘する。

ラージ役にイルファーン・カーン、「教育ママ」ミータ役にサバー・カマルがキャスティング。監督は、同作で『国際インド映画アカデミー賞』監督賞、『フィルムフェア賞』最優秀作品賞を受賞したサケート・チョードリーが務めた。

今回の発表とあわせて「英語が話せないなんて!」というコピーと共にラージ、ミータ、ピアを写し出した日本版ビジュアルが公開。インドでは、英語はよい仕事を得るための必須スキルとされ、教育の質を測る上で重要視されている。なお同作は、父親の学歴が原因で娘の入学を拒否されたという出来事をもとに、ラージとミータと同じように高等教育を受けることができなかった親たちへのヒアリングを経て制作された。

作品情報

『ヒンディー・ミディアム』

2019年9月6日(金)から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開
監督:サケート・チョードリー 脚本:サケート・チョードリー、ジーナト・ラカーニー 出演: イルファーン・カーン サバー・カマル ほか 上映時間:132分 配給:フィルムランド、カラーバード
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