『82年生まれ、キム・ジヨン』ストーリーブック無料公開、絵は西村ツチカ

西村ツチカのイラストを掲載した『「82年生まれ、キム・ジヨン」ストーリーブック』が、『82年生まれ、キム・ジヨン』の特設サイトで公開され、Amazon Kindle版が無料配信されている。

『82年生まれ、キム・ジヨン』は2016年に韓国で刊行され、100万部を突破したチョ・ナムジュの小説。IT関連の中堅企業に勤める夫と子供と共に韓国・ソウルに住む主人公キム・ジヨンが、ある日を境に自分の母親や友人の人格が憑依したように振る舞い始めるというあらすじで、著者のチョ・ナムジュが経験してきた様々な理不尽や不平等、女性であるがゆえの困難が描かれている。日本では昨年12月に刊行され、8月9日時点で累計発行部数約13万部を記録。

ストーリーブックは、『82年生まれ、キム・ジヨン』が今年1月から6か月連続で海外文学部門の売上第1位にランクインしたことを記念して公開。西村ツチカが描き下ろしたイラストと、本文から抜粋された文章が掲載されている。

あわせて出版社「クオン」の代表で、韓国書籍専門店「チェッコリ」のオーナーでもある金承福のコメントが公開。金承福は日本での反響を受け、「『82年生まれ、キム・ジヨン』はチェッコリでもベストセラーです。韓国文学がこれだけ日本で売れることは驚きで、『82年生まれ、キム・ジヨン』は『ヨン様ブーム文学版』のような状況かと思います。『キム・ジヨン』で初めて韓国文学に触れた多くの人が、次に読みたい本を探しに書店を訪れています。『韓国の小説だから』『K-POP スターが読んでいるから』ではなく、語られている内容が『自分ごと』として感じられるからこそ日本でもこれだけ幅広い年代の、たくさんの読者が手に取ったのではないでしょうか。人の心に響き、突き動かす力をもった作品だと思います」と述べている。

『82年生まれ、キム・ジヨン』はアメリカ、イギリス、フランス、ベトナムなど18か国、地域での翻訳化を控えているほか、キム・ドヨン監督による映画化が発表されている。

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