西寺郷太ら登壇、『BIGLOBE Style イノベーションミーティング2020』開催

「BIGLOBE Style」によるイベント『BIGLOBE Style イノベーションミーティング2020』が2月13日に東京・渋谷のユーロライブで開催された。

BIGLOBE Styleは昨年12月からスタートした新メディア。イノベーションを起こす人や新しい働き方をピックアップすることを掲げている。

『イノベーションミーティング2020』には、著書『法のデザイン −創造性とイノベーションは法によって加速する』などで知られる法律家・水野祐、ミュージシャンの西寺郷太(NONA REEVES)、陳暁夏代(DIGDOG代表)、『宇宙兄弟』などを手掛ける編集者の仲山優姫(コルク)、リーマントラベラーの東松寛文がスピーカーとして登壇。モデレーターを映画解説者の中井圭が務めた。

前半は「イノベーションを加速するキーワード」と題し、スピーカーの5人が注目している話題をトークテーマに据えて議論した。挙げられたキーワードは「ポッドキャスト」「国境とトレンドの関係性」「コンテンツ費」など。

「ポッドキャスト」について西寺郷太は「米国ではニュース企業がポッドキャストに多額の投資をしていて、Podcasterと呼ばれる配信者にもビッグネームが出てきている。これまではスマートフォンの動画体験に皆が夢中になっていたが、段々と視界を別のことに使いながらコンテンツを楽しむ体験が支持されるようになってきたと感じている」と指摘。「ポッドキャストの場合、音楽ストリーミングサービスと一体で課金できるようにもなったことも大きな変化」と語った。

「国境とトレンドの関係性」について陳暁夏代は、「日中韓をまたぐマーケティング案件を担当する中で、『トレンドに国境がない』と感じている。インターネットによって情報の垣根がなくなり、ファッション、音楽の流行や、1つのコンテンツに対する解釈が同時性をもって広がるようになった」。

「コンテンツ費」について仲山優姫は、コルクで実施している「月に3万円まで、自由にコンテンツに使っていい補助」と説明。東松寛文が「自分の興味から一歩踏み出すことにつながるお金。サラリーマンの立場からすると、給料は自分の知っているものにしか投資したくない」、西寺が「音楽イベントでも、ジャンルの違う出演者が集まっていると集客のハードルが上がる。見たいものが見られるから、ワンマンライブが一番人気」と応じると、水野は「人は新しいことを見たくないんじゃないか?」という観点は面白いと評し、「僕としては、知らない人やものに触れられることや普段は聞けないことが聞けることに興味を持てる状況をどう作っていけるかに興味がある」と語った。

後半はBIGLOBE Style編集長の桑原晴代をスピーカーに加え、「時代が求めるイノベーションと働き方の未来」と題したパネルディスカッションを実施。テーマには「働き方改革の向こう側」を据えた。

東松は、現在の「働き方改革」について「会社にとっての『働かせ方改革』の側面が大きくなってしまっている。従業員をどう休ませるかに主眼が置かれていて、当の社員はどうしたらいいかわからないのでは」と指摘し、「だからこそ自分は、リーマントラベラーの活動で『休み方改革』を提唱している」。

桑原は「いまは国や会社が主体となって『働き方改革』を推進しているが、次に訪れるのは自分改革のフェーズだと思う。環境が整った後に『あなたはどうしますか?』と問われる日が近づいてきている」と今後を見据えた。

最後にはスピーカー陣が「イノベーションが起きるときに必要なこと」を挙げた。陳暁は「受容性」を挙げ、「新しい概念や知らない価値観、仕組みがこれからどんどん増えていく。そのときに心のドアを閉じないことが必要」と語った。

東松は「経験則で『できること』『できないこと』を決めるのではなく、自分の『やりたいこと』に向き合ってみることがイノベーションに繋がる」、水野は「普段は出会わないもの同士が出会う確率を、いかに上げていくか。情報技術のイノベーションに加えて、既存のものを新たな目線で再評価することが面白くなっていく」、仲山は「負担を強いずに始めて、結果的に支持者が増えているのがイノベーション」。

西寺は「言葉の力が大きい。今までとは同じではいけないという暗示が必要」と指摘。「偶然にも元号が変わったこともあって、物事が大きく変わるんじゃないか」と期待をにじませた。

桑原は「BIGLOBEとしてはやはり今年の5G到来は外せない。新しいことにどんどん取り組んでいきたい。採用も強化していく」とパネルディスカッションを締めくくった。

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