渡辺あや脚本『ワンダーウォール 劇場版』予告編公開 イベント情報も発表

映画『ワンダーウォール 劇場版』の予告編とポスタービジュアルが公開された。

4月10日から公開される同作は、2018年にNHKで放送されたドラマ『ワンダーウォール』の未公開カットを含むディレクターズカット版。100年以上の歴史を持ち、老朽化した京都の学生寮「近衛寮」の補修存続を主張する学生たちと、建て替えを主張する大学側の間に、両者を分断する「壁」が立つというあらすじだ。出演者は約1500人のオーディションから選ばれた須藤蓮、岡山天音、三村和敬、中崎敏、若葉竜也、成海璃子ら。岩崎太整が音楽、渡辺あやが脚本を手掛け、前田悠希がメガホンを取った。岩崎太整はドラマ版の続きとなるテーマ曲を書き下ろし。クライマックスには「ドラマに共感した人」が参加したセッションが実現しているという。

「近衛寮と大学は、その存続を巡って今、激しく対立している」というナレーションから始まる予告編には、須藤蓮演じる農学部3回生のキューピーがビデオカメラを手にする姿をはじめ、中崎敏演じる法学部4回生の三船がマイクを握り締めて議論するシーン、「たった今、近衛寮に住む学生は全員退去するよう通告がありました」という言葉、成海璃子演じる学生課職員・香を前にした三船が無言で立ち去る様子、キューピーが「お前が何もわかってないからだよ!」と叫ぶ場面、三村和敬演じる文学部1回生のマサラが「この寮が潰されちゃうかもしれないんだぞ!」と声を荒げる様などが確認できるほか、漫画家くらもちふさこのコメントが使用されている。

ポスタービジュアルには出演者の姿や近衛寮の内部が写し出されているほか、「ここがあってよかった。そんな未来を探している。」というコピーが添えられている。

今回の発表とあわせて、3月20日に京都・出町座で先行上映されることと、4月3日と4日に東京・渋谷のLOFT9、下北線路街 空き地で公開記念イベント『近衛寮祭2DAYS』が実施されることも明らかになった。詳細は『ワンダーウォール 劇場版』のオフィシャルサイトで確認しよう。

作品情報

『ワンダーウォール 劇場版』

2020年4月10日(金)から新宿シネマカリテほか全国で順次公開
監督:前田悠希 脚本:渡辺あや 音楽:岩崎太整 出演: 須藤蓮 岡山天音 三村和敬 中崎敏 若葉竜也 山村紅葉 二口大学 成海璃子 上映時間:68分 配給:SPOTTED PRODUCTIONS
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