パリ「コレット」の最後の日々を追った記録映画『COLETTE, MON AMOUR』公開

ドキュメンタリー映画『COLETTE, MON AMOUR』が9月26日から東京・渋谷のWHITE CINE QUINTOで公開される。

同作は、フランス・パリのセレクトショップ「コレット」が2017年12月の閉店を迎えるまでの日々を追った作品。カニエ・ウェスト、ファレル・ウィリアムス、Futura 2000、ヴァージル・アブロー、NIGO、阿部千登勢、Verbal、片山正通らのインタビューからその魅力に迫る。ドイツ・ベルリン発のメンズオンラインメディア「HIGHSNOBIETY」とパリの映像プロダクション「La Pac」が共同プロデュースし、ユージ&イリアーヌ・ローソン=ボディ兄弟がディレクターを務めた。

ユージ・ローソン=ボディは「閉店のニュースを聞いてすぐに、コレットの最後の日々を記録しなければいけないという衝動にかられ撮影を始めました」「このプロジェクトに対して自分の中で危機感がなくなり始めてきたときに、コレットとサラをどれほど尊敬しているかに気付きました。彼らがアートやカルチャーに注ぎ込んだすべてのこと、彼らが発信し続けたあらゆるジャンルのミックスカルチャーがどれだけ多くの人に影響を与えてきたか、また、多くのアーティストやクリエイターと同じように、カメラマンとしてコレットに出入りしていた私もキャリアの転機を迎えることができたことを思い出しました。エリアーネと私は、コレットストアのストーリーを私たちの視点から伝えなければいけないということに気づいたのです。この映画は、伝説のコンセプトストア『コレット』とその創設者へのトリビュートなのです」とコメント。

またイリアーヌ・ローソン=ボディは「伝説のアドレス、パリ、サントノーレ通り213番地の閉店までの日々やコレットが象徴するものを記録に残すことは我々にとって不可避なことでした」と明かす。

コレットの創立者でクリエイティブディレクターを務めたサラ・アンデルマンは「お店のクローズを発表したときに、ユージからドキュメンタリーを撮影させてもらえないかとお願いされました。どんな結果になるのか、誰をインタビューするのか全く想像がつきませんでしたが、とりあえずOKしました。このドキュメンタリーを通して私と母の過ごした美しい時間を共有し、すでにコレットを訪れたことがある人にはその時の体験を呼び覚まし、訪れることができなかった人たちには当時の様子を少しでも感じていただければと思っています」と述べている。

さらにデイビッド・フィッシャー(HIGHSNOBIETY)は「コレット閉店のニュースは世界中のファッション業界にショックをもたらしました。このドキュメンタリーを通して、コレットがストリートとファッションシーンに残した功績を蘇らせることができたことは、私にとってもハイスノバイエティにとっても誇り高いことです」と語る。

映画の公開を記念して、各都市で限定のマーチャンダイズを取り扱うポップアップストアがオープン。それぞれの都市でコレットとHIGHSNOBIETYがキュレーションした限定のコラボ商品が発売される。東京のポップアップストアは9月に渋谷PARCO 2Gで開催予定。詳細は後日発表される。

作品情報

『COLETTE, MON AMOUR』

2020年9月26日(土)〜10月8日(木)WHITE CINE QUINTOで公開 監督:ユージ&イリアーヌ・ローソン=ボディ兄弟 上映時間:60分
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