『第25回手塚治虫文化賞』大賞は山下和美『ランド』、特別賞に『鬼滅の刃』

『第25回手塚治虫文化賞』の各受賞作品が発表された。

『第25回手塚治虫文化賞』の選考対象は、2020年に刊行・発表された漫画作品。選考委員には秋本治、桜庭一樹、里中満智子、高橋みなみ、中条省平(学習院大学)、トミヤマユキコ(東北芸術工科大学)、南信長、矢部太郎、朝日新聞社の角田克と古知朋子が名を連ねる。

「年間のベスト作品」が対象となるマンガ大賞は山下和美『ランド』、斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者が対象となる新生賞は『葬送のフリーレン』の原作者・山田鐘人、作画者・アベツカサ、短編、4コマ、1コマなどの作品、作者が対象となる短編賞は野原広子『消えたママ友』『妻が口をきいてくれません』、マンガ文化の発展に寄与した個人、団体が対象となる特別賞は吾峠呼世晴『鬼滅の刃』が受賞した。

そのほかのノミネート作品は、椎名うみ『青野くんに触りたいから死にたい』、山本美希『かしこくて勇気ある子ども』、芥見下々『呪術廻戦』、笹生那実『薔薇はシュラバで生まれる【70年代少女漫画アシスタント奮闘記】』、武田一義、原案協力・平塚柾緒(太平洋戦争研究会)『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』、原作・白井カイウ、作画・出水ぽすか『約束のネバーランド』。

贈呈式は新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小し、6月3日に朝日新聞東京本社で開催予定。6月25日9:00に受賞記念動画と『記者イベント「白熱の最終選考会を振り返る! 第25回手塚治虫文化賞」』が無料公開される。受賞記念動画は動画メディアbouncyが制作を担当し、受賞者の言葉や、山下和美らの仕事場での様子などが収められるという。

2か月限定で公開される『記者イベント「白熱の最終選考会を振り返る! 第25回手塚治虫文化賞」』には里中満智子、中条省平、矢部太郎、小原篤(朝日新聞)が参加。視聴には事前に朝日新聞デジタルの会員登録が必要となり、公開最終日の8月25日22:00まで申し込みを受け付けている。イベントに登壇する選考委員への質問も募集中。さらに、視聴後にアンケートに回答すると、抽選で25人に受賞者の描き下ろしや受賞の言葉、全社外選考委員の選評などを収めた記念小冊子と『ブラック・ジャック』の記念ピンバッジがプレゼントされる。

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