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東野祥子(ダンサー・振付家) インタビュー 自分が面白いと思うところに「ダンスがあればいい」

STAGE

東野祥子(ダンサー・振付家) インタビュー

関西アンダーグランドと密接に関わりながら、2005年に活動の場を東京へと移したダンサー・振付家の東野祥子。ダンス・カンパニー「BABY-Q」を主宰し、振付家として世界からも注目を浴びている彼女は今、誰しもが楽しめる「ダンス」の伝道者として活動を続けている。

(インタビュー:吉田悠樹彦 構成:柏井万作)

PROFILE

1972年奈良県生まれ。10歳でダンスを始め、現在はダンス・カンパニー「BABY-Q」のコレオグラファー(振付家)、ダンサーとして活躍中。また「煙巻ヨーコ」名義で即興アーティストとのセッションを、クラブ・ライブハウス・ギャラリー・野外等で展開。2004年《TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2004》にて『次代を担う振付家賞』を受賞。2005年《横浜ソロ×デュオ〈Competition〉+》にて群舞部門『未来へ羽ばたく横浜賞』を受賞。

BABY-Q

モダンダンスではタブーとされるような部分に面白さを見出してしまいました(笑)。

BABY-Q Dance Performance
BABY-Q Dance Performance

─まずは東野さんの遍歴からお伺いしていきたいと思います。最初はどんな風にダンスと出会ったのでしょうか?

東野:私は奈良県で育ったんですけど、子供の頃はあまりとりえがなくて。それで母親が私にモダンダンスをやらせてみたんです。だから最初はお稽古事だったんですけど、高校生ぐらいから自分の作品をつくりだすようになっていきました。

─高校生の頃はどんな作品をつくっていたんですか?

東野:舞踊コンクールとかに出ていたんですけど、ノイズとか笑い声とかエレクトロニカとか、そういう音楽をバックに、舞台の上で服を破いたり、口をウワーってあけたり、モダンダンスではタブーとされるような部分に面白さを見出してしまいました(笑)。それを平崎喬子先生、泉克芳先生代表作品に「堕天使」など。日本の現代舞踊を代表する男性舞踊手の一人であったが近年他界したが止めずに続けさせてくれたのが良かったです。その辺りから、ダンスで自分の表現をつきつめてみたいと思って、本格的にやり始めました。


「E/G」 撮影:Banri

─その後、モダンダンスから一転してクラブなどで踊るような活動を始めたわけですね。

東野:自分で作品をつくり始めると、先生についてモダンダンスをやらされるのが窮屈になってしまったんですよ。それでそこを辞めて、DJの二人組と「ERROR SYSTEM」というユニットを組んでライブハウスやクラブで踊り始めたり、「PRETTY HATE MACHINE」という劇団に参加し始めたんです。

─そしてその後、現在も活発に活動しているBABY-Qを立ち上げたんですよね?

「GEEEEEK」

東野:そうですね。ERROR SYSTEMに限界を感じたり、自分ひとりでできないダンスの表現をやりたいと思って、劇団維新派の女優とかミュージシャンとか変な人たちをあつめて集団をつくったのがBABY-Qです。それが2000年のことで、教会とかお寺とか野外とか、およそダンスが観られるスペースとは違った場所で公演を始めたんです。それで2001年に、大阪のアイホールでやった公演を志賀玲子さんプロデューサー、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授に見てもらって3年間「take a chance projects」関西を拠点とするパフォーミング・アーティストとの共同製作事業。1年に1作程度のペースで3作、継続的に新作を製作するのアーティストとして選んでいただき、色々とサポートして頂けるようになって。

─その時の作品が、「トヨタ コレオグラフィーアワード 2004」の最優秀賞「次代を担う振付家賞」を受賞したわけですね。

東野:『ALARM!』という作品で、初めていわゆる「アワード」に出してみたんです。その受賞から色々な話がつながっていって、2005年の「横浜ソロ×デュオ+」で上演した『Zero Hour』が「群舞部門:未来へ羽ばたく横浜賞」を受賞したり、その後にアメリカ・フランス・シンガポールなどで開催されたフェスティバルに呼んでいただいたりと、現在に至る感じですね。今年はメキシコ、キューバ、韓国に行きます。

2/3ページ:東野祥子と大阪アンダーグランド・シーンの関係

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