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70歳になってもときめくために、今をどう生きる? 秦 基博と語る

70歳になってもときめくために、今をどう生きる? 秦 基博と語る

秦 基博『スミレ』
インタビュー・テキスト
柴那典
撮影:豊島望
2016/02/22
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家族の介護に追われて独り身で過ごした65歳の女性が、ひょんなきっかけから20歳まで若返り、女子大生として青春をやり直す――。そんな筋書きの連続ドラマ『スミカスミレ 45歳若返った女』の主題歌として書き下ろされたのが、秦 基博の新曲“スミレ”だ。

12月にリリースされたばかりのアルバム『青の光景』で描いた奥深い世界観とは対照的に、アップテンポな曲調で恋が生まれる瞬間の高揚やときめきを描くこの曲。とはいえ、35歳となりキャリア的にも年齢的にも成熟期を迎えてきた秦 基博自身の視点が反映されたアルバムと同じく、この曲も「年齢」が1つのモチーフとなっている。

今回のインタビューでは、曲についてだけでなく、その先に続く何十年の音楽人生を見据えた上での「今」というタイミングを彼がどう捉えているのかについても、語ってもらった。

白髪の70歳になってもギターを持ってるのは、たたずまいとして悪くないなと思いました。

―今回のシングルのジャケットでは秦さんが特殊メイクでおじいさん姿に変身しているわけですが、これはどういうアイデアだったんでしょう?

:“スミレ”は、『スミカスミレ 45歳若返った女』というドラマの主題歌として書き下ろした曲なんですね。主人公が若返る内容のドラマだったので、デザイナーさんから「逆に歳をとるのはどうか」って言われて、「やってみよう」というところから始まりました。

秦 基博『スミレ』初回生産限盤ジャケット
秦 基博『スミレ』初回生産限盤ジャケット

秦 基博『スミレ』通常盤ジャケット
秦 基博『スミレ』通常盤ジャケット

―今の秦さんが45歳老けるとすると、80歳くらいをイメージした?

:まあ、目指したのは80歳だったんですけど、70歳くらいかな。実際こんな70歳になるのかどうかはわからないですけど(笑)。でも、こんなふうに白髪になってもギターを持ってるのは「あ、いいな」と思いました。たたずまいとして悪くないなって。

―歳をとっても歌い続けていこうと思った。

:もちろん前からそう思ってましたけれど、改めてこんなふうに年老いていけたらかっこいいなと思いましたね。

秦 基博
秦 基博

恋愛は、自分で「恋をしよう」と思ってするものでもない。

―“スミレ”という曲はドラマの主題歌として書き下ろされたわけですが、どんなふうに曲のモチーフが生まれていったんでしょうか。

:さすがにある日突然45歳若返ることはないでしょうけど、人生、何が起こるかわからないとは思うんですね。何かの始まりや終わりって、本当に突然訪れてしまう。そういうことは言えるかなと思ったんです。で、恋愛をテーマにしたドラマなので、「何が起こるかわからない」「いつ恋が始まるかわからない」というところにフォーカスを当てて曲を書こうと思いました。

―そのモチーフから曲のストーリーはどういうふうに膨らんでいったんですか?

:曲の主人公は恋に臆病になっていた人間で、けれど「君」に出会ったことで、自分がもう恋に落ちていることを知る。そういうストーリーを思い浮かべました。というのも、恋が始まる瞬間って、自分の意志ではないと思うんです。

―恋愛ってそうですよね。いつ始まったか自分ではわからない。

:そうですね。別に理由があるわけじゃないし、具体的にいつからっていうのもない。自分で「恋をしよう」と思ってするものでもない。

―まさに、そういう恋の始まりのときめいてる瞬間みたいな。

:そうですね。で、そのときめきと同時に、戸惑いとか、苦しくて嫌になる気持ちとか、恋した時に湧きあがるいろんな感情がある。そういうものを描けたら、このサウンドが持ってる瑞々しさとか爽快さと結びつくんじゃないかなって。もちろんドラマの話もありましたけれど、恋愛をモチーフにした詞にしようというのは、そういうところからも思ったんです。まずは曲想ありきでしたね。

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リリース情報

秦 基博『スミレ』
秦 基博
『スミレ』初回生産限定盤(CD+DVD)

2016年2月24日(水)発売
価格:1,836円(税込)
AUCL-201/2

[CD]
1. スミレ
2. 野ばら
3. 季節が笑う(Live at 三内丸山遺跡)
4. ダイアローグ・モノローグ(Live at 三内丸山遺跡)
5. トレモロ降る夜(Live at 三内丸山遺跡)
6. Q & A(Live at 三内丸山遺跡)
7. スミレ(backing track)
[DVD]
・Sally-みんなでつくるMUSIC VIDEO-

秦 基博『スミレ』通常盤
秦 基博
『スミレ』通常盤(CD)

2016年2月24日(水)発売
価格:1,300円(税込)
AUCL-203

1. スミレ
2. 野ばら
3. 季節が笑う(Live at 三内丸山遺跡)
4. ダイアローグ・モノローグ(Live at 三内丸山遺跡)
5. トレモロ降る夜(Live at 三内丸山遺跡)
6. Q & A(Live at 三内丸山遺跡)
7. スミレ(backing track)

イベント情報

『FMK 30th Anniversary 秦 基博 Special Live』

2016年3月3日(木)
会場:熊本県 熊本B.9 V1

『HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2016-青の光景-』

2016年3月5日(土)
会場:福岡県 福岡サンパレス

2016年3月11日(金)
会場:岡山県 岡山シンフォニーホール

2016年3月12日(土)
会場:広島県 広島文化学園HBGホール

2016年3月19日(土)
会場:秋田県 秋田県民会館

2016年3月30日(水)
会場:京都府 ロームシアター京都 メインホール

2016年4月3日(日)
会場:北海道 札幌 ニトリ文化ホール

2016年4月10日(日)
会場:香川県 高松 アルファあなぶきホール 大ホール

2016年4月17日(日)
会場:愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール

2016年4月24日(日)
会場:新潟県 新潟県民会館

2016年4月28日(木)
会場:神奈川県 神奈川県民ホール

2016年5月3日(火・祝)
会場:宮城県 仙台サンプラザホール

2016年5月11日(水)
会場:埼玉県 大宮ソニックシティ 大ホール

2016年5月18日(水)
会場:大阪府 オリックス劇場

2016年5月19日(木)
会場:大阪府 オリックス劇場

2016年5月26日(木)
会場:石川県 本多の森ホール

2016年6月3日(金)
会場:東京都 東京国際フォーラム ホールA

2016年6月4日(土)
会場:東京都 東京国際フォーラム ホールA

プロフィール

秦 基博
秦 基博(はた もとひろ)

2006年11月にシングル『シンクロ』でデビュー。強さを秘めた柔らかな歌声と叙情的な詞世界、そして耳に残るポップなメロディーで大きな注目を浴びる。日本武道館での全編弾き語りライブ(2011年)、独創的な映像演出を取り入れた『Visionary live-historia』(2013年)を成功させるなど、ライブアーティストとしての評価も高い。2014年に映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌として書き下ろした“ひまわりの約束”が100万ダウンロードを超える大ヒットを記録し、弾き語りによる初のベストアルバム『evergreen』が第56回日本レコード大賞企画賞を受賞。2015年12月16日に約3年ぶりとなるオリジナルアルバム『青の光景』を発表した。そして2016年2月24日に、シングル『スミレ』をリリースする。

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Suchmos“PINKVIBES”

Suchmosがアルバム『THE KIDS』より“PINKVIBES”のPVを公開。山田健人(dutch_tokyo)との久々のタッグとなるこの映像。余裕すら感じるシュアな演奏シーンやふとした表情が絶妙なバランスで映し出される。燃え盛るピンクの炎と、それに向けるメンバーの強い眼差しを見ると、Suchmosがこれからどんな風景を見せてくれるのか期待が高まる。(飯嶋)