舞踏カンパニー「山海塾」がパリで絶賛を浴びた新作を抱え凱旋公演

1975年に天児牛大によって設立され、世界のあらゆる文化圏からの評価も高い舞踏カンパニー「山海塾」の新作『二つの流れ―から・み』と、前作『降りくるもののなかで―とばり』が、東京の世田谷パブリックシアターにて上演される。

1982年から、世界のコンテンポラリーダンスの最高峰であるパリ市立劇場を創作活動の拠点とし、およそ2年に1度のペースで新作を発表し続ける山海塾。主宰の天児は一貫して舞踏を「重力との対話」と捉え、「誕生」「死」といった普遍的な人間の内的本質に迫りながら、身体言語に基づく独自のアートフォーム(表現形態)を創り上げることにより世界各国で支持を得てきた。

今回上演される新作『二つの流れ―から・み』は、2010年4月にパリ市立劇場にて発表され、全8公演が初日前に完売するという熱狂的な成功を収めたもの。

前作『とばり』が、宇宙と人間とのあいだで交わされる「外的な交換」をコンセプトとすると、新作『から・み』では人間の内で行われる「内的な循環」、あるいはそのような内部に影響を及ぼす「身近な環境との循環」が描かれている。2つの作品は「ミクロ」と「マクロ」の関係にあるということもできる、と天児は語っており、今回は山海塾の対をなす世界を同時期に体験できる絶好の機会だろう。

なお上演期間中には、天児牛大によるポストパフォーマンス・トークも開催されるので、詳しくは山海塾のオフィシャルサイトをチェックしてほしい。

※記事掲載時、公演名の一部に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

山海塾
『二つの流れ―から・み』

2011年1月26日(水)~2011年1月30日(日)全5回

『降りくるもののなかで―とばり』

2011年2月3日(木)~2011年2月6日(日)全4回
会場:東京都 世田谷パブリックシアター

演出・振付・デザイン:天児牛大
音楽:加古隆、YAS-KAZ、吉川洋一郎
舞踏手:
天児牛大
蝉丸
岩下徹(『から・み』のみ)
竹内晶
市原昭仁
長谷川一郎
松岡大
浅井信好
石井則仁(『とばり』のみ)

料金:S席4,500円 A席3,500円

『ポストパフォーマンス・トーク』

2011年1月27日(木)
ゲスト:渡辺保(演劇評論家)

2011年2月3日(木)
ゲスト:小沼純一(音楽・文芸批評家)

(画像:©Sankai Juku)

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