万城目学の小説『偉大なる、しゅららぼん』が映画化、濱田岳と岡田将生がW主演

2013.03.29 Fri

万城目学の小説『偉大なる、しゅららぼん』が、濱田岳と岡田将生のダブル主演で映画化されることがわかった。

2011年に集英社から刊行された『偉大なる、しゅららぼん』は、『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』『プリンセストヨトミ』などでも知られる万城目による長編小説。琵琶湖畔の街・石走を舞台に、不思議な力を伝承してきた一族の跡取りたちが街や歴史を巻き込んで繰り広げる騒動を描いた作品だ。

不思議な力を継承する日出家の跡取りで、最強の力の持ち主とされる高校生・淡十郎役を濱田岳、高校入学を機に分家から日出一族の本家に居候し、淡十郎と宿命に翻弄される高校生・涼介役を岡田将生が演じる。監督は『犬とあなたの物語　いぬのえいが』を手掛けた水落豊、脚本は演劇やコント、作詞などの分野でも活動するふじきみつ彦。

濱田は岡田について、「岡田くんとも久し振りの共演なので、ご迷惑を掛けないように、気負いなく、いつも通り楽しい現場に出来ればと思います。岡田くんとの凸凹コンビを劇場で楽しんでもらえる作品にしたいと思います」とコメント。

一方の岡田は「岳くんとは10代からの付き合いで心を許している方ですし、とても信頼し尊敬している俳優さんです。また一緒にできることを嬉しく思っています。万城目ワールドに全力でぶつかっていきます！」と意気込みを語っている。

原作者の万城目は「あんなシーンや、こんなシーン、さらには『しゅららぼん』を本当に映像化できるのか？してしまうのか？と原作者としてドキドキしながら完成を待つ一方で、濱田さんと岡田さんには、好き放題『しゅららぼん』の世界で暴れてほしいと期待しています！しゅららぼん！」と映画化に期待を寄せている。

同作の撮影は2013年4月から開始され、2014年春に全国公開を予定している。