森山大道の写真展『DAZAI』、太宰治へのオマージュとなるモノクロ作品約50点展示

2014.12.14 Sun

森山大道の写真展『DAZAI』が、12月20日から東京・原宿のAMで開催される。

中学時代に太宰治の作品と出会い、青春期に多大な影響を受けたという森山。同展では、森山が太宰へのオマージュとしてセレクトした、1970年代から現在までのモノクローム作品約50点が展示される。

さらに、展覧会と同時に森山の最新作品集『Daido Moriyama: DAZAI』も刊行。同書には森山によるモノクロームの写真と、太宰が1947年に発表した『ヴィヨンの妻』が収録される。森山は太宰の作品について、「『ヴィヨンの妻』をはじめとする太宰の小説は、僕が、嗅覚や視覚を通して感知し記憶した戦後のイメージと、ぴたり符合する」と語っている。なお、1月10日には森山によるサイン会が開催される。