デヴィッド・リンチが『ツイン・ピークス』新シリーズの制作から降板

デヴィッド・リンチが、2016年にアメリカのテレビ局Showtimeで放送予定のテレビドラマ『ツイン・ピークス』新シリーズの制作から降板したことがわかった。

リンチは、現地時間の4月5日にTwitterとFacebookページ上で降板を発表。降板理由には、交渉に1年と4か月を費やしたものの、自身の脚本を実現するのに必要とした十分な金額がShowtime側から提示されなかったことが挙げられており、すでに出演者には降板の以降を伝え始めているという。また、リンチは「『ツイン・ピークス』の世界を愛している」と述べ、同作の制作プロジェクト自体は続行することを示唆している。

1990年に第1シーズンの放送がスタートした『ツイン・ピークス』は、アメリカで高い視聴率を獲得し、社会現象にもなった作品。架空の田舎町ツインピークスを舞台に、少女ローラ・パーマーの殺害を契機とした連続殺人事件を追うFBIの捜査官デイル・クーパーが捜査を進める中で、街の暗部が明らかになっていく様を描いた。約25年ぶりとなる新シリーズは、オリジナルシリーズを継承しながら現代に舞台を移した物語となり、昨年10月の時点では、リンチとマーク・フロストが全9話の脚本とプロデュース、リンチが監督を務めると発表されていた。

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