北欧デザインユニットが東北の工芸品とコラボ、ディレクターは奈良美智

展覧会『PHASE 2015 カンパニー:ニッポン・北のヒミツ』が、8月1日から青森・青森県立美術館で開催される。

「PHASE」は、国内外のアーティストたちを迎え、美術館の空間を最大限に活かした展示や企画を実施するプロジェクト。昨年に続いて奈良美智をディレクターに迎え、同美術館南側の「創作ヤード」と呼ばれる敷地にある八角形をした建造物「八角堂」をメイン会場に開催される。

今回の展覧会で奈良がピックアップするのは、フィンランド出身のヨハン・オリンと韓国出身のアーム・ソンの2人によるデザインユニット「COMPANY」。2000年に設立され、フィンランド・ヘルシンキを拠点に活動する同ユニットは、世界各地の伝統工芸品を新たな製品として生まれ変わらせるシリーズ「シークレッツ Secrets」を展開している。

COMPANYが昨年の夏と今年の春に宮城、山形、青森などへの旅で発見した「北のヒミツ」を紹介するという同展では、東北地方のこけし工人や漆工、木工職人らとコラボレートしたプロダクトを展示する。

関連イベントとして、COMPANYや奈良を迎えた前夜祭とアーティストトークが行われるほか、青森県内の高校生や大学生たちが制作した作品のプレゼンテーションを行い、COMPANYがコメントを発表する公開デザインセミナーが開催される。詳細は特設サイトをチェックしよう。

イベント情報

『PHASE 2015 カンパニー:ニッポン・北のヒミツ』

2015年8月1日(土)~9月13日(日)
会場:青森県 青森県立美術館 八角堂、地下2階奈良美智展示室
時間:9:00~18:00(入館は17:30まで)
コラボレーター:
阿保六知秀(こけし工人)
五十嵐嘉行(こけし工人)
今晃(こけし工人)
橋本恒平(こけし工人)
平賀輝幸(こけし工人)
三上優司(漆工)
アルト・サーリネン(木工職人)
ルディ・メルツ(木工職人)
ユッカ・メルタ(金工職人)
サリ・マンネル(仕立て屋)
プナヴォーレン・プーヘヴォネン(木工)
ブナコ株式会社(木工)
キリノルド株式会社(毛織物)
宮田織物株式会社(木綿織物)
休館日:8月24日
料金:
八角堂 無料
地下2階奈良美智展示室 一般510円(常設展チケット)

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