秋元康が贈る2次元アイドル、キャラデザに『君の名は。』田中将賀ら

秋元康が2次元アイドルグループのプロデュースを手掛けることがわかった。

AKB48グループをはじめ、乃木坂46、欅坂46の総合プロデュースを手掛ける秋元。先日には劇団プロジェクトを立ち上げることも発表した。秋元がアニプレックスとソニー・ミュージックレコーズと共に送り出す新たなアイドルグループは、総勢8人のキャラクターから構成。グループ名は現時点では明かされていない。

メンバーである戸田ジュンのデザインは『君の名は。』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の田中将賀、滝川みうのデザインは『けいおん!』『たまこまーけっと』の堀口悠紀子が担当するほか、河野都のデザインを細居美恵子、佐藤麗華のデザインをこやまひろかず(TYPE-MOON)、立川絢香のデザインをさくら小春(QP:flapper)、藤間桜のデザインをカントク、丸山あかねのデザインを小原トメ太(QP:flapper)が手掛ける。メンバーのビジュアルは「SHOWROOM」で配信される特別番組で明らかにされる予定だ。

なお各キャラクターの声を演じる声優はオーディションを経て決定。15歳から25歳までの女性を対象とし、1次審査から最終となる5次審査まで行なわれる。詳細はオーディションの特設ページで確認しよう。

秋元康のコメント

「存在しないアイドル」
80年代のアイドルがイメージの中の偶像だとすれば、ネットが普及した現代のアイドルは日常の中の実像に近い。
SNSで発信されるメッセージは、言葉を選んではいるが本音が見え隠れする。
大人たちがプロテクトしようとしても、リアルタイムで発信される情報は実物大の彼女たちそのものである。
露出する写真をマネージャーが選んだり修正する時間はない。
インスタグラム等で“ありのまま”の姿が拡散されるのだから、もはや、イメージ戦略など通用しない時代なのだ。
ならば、フィクションのアイドルを作ろうと考えたのだが、今回のプロジェクトである。”デジタルアイドル”というと、CGなどの最新技術から発想される場合が多いが、今回のプロジェクトはキャラクターやストーリーや楽曲作りから始まっている。
あくまでも、「もし、こういう女の子がアイドルを目指したら・・・」というアイデアがベースだ。存在しないアイドルだからこそ、究極の非日常を描くことができる。
こんなルックスの女の子がいたら?こんなことを言うアイドルがいたら?こんなスキャンダルを起こすアイドルがいたら?
素晴らしいキャラクターデザインの先生方と一緒にフィクションだからこそできる新しい時代のアイドルをプロデュースしようと思う。

岩上敦宏(株式会社アニプレックス代表取締役)のコメント

秋元康さんのプロデュースで、描かれたキャラクターたちがどんな物語をつむぎだすのか。未知の世界です。楽しみです。

辻野学(ソニー・ミュージックレコーズ代表)のコメント

21世紀に入ってからずっと音楽業界が探し求めてきたイノベーションがようやく見つかった気がします。

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