『松本雄吉追悼特集上映』に19本、維新派のポスター展示やトークも

上映イベント『松本雄吉追悼特集上映』が、11月25日から東京・渋谷のポスターハリスギャラリーで開催される。

今年6月に逝去した演出家の松本雄吉。1970年に劇団維新派を結成し、セリフのほとんどを単語に解体して、5拍子や7拍子のリズムに乗せて大阪弁で語る「ヂャンヂャン☆オペラ」と呼ばれる表現スタイルを確立した。

松本を追悼する同イベントでは、役者としての姿や、海外公演で様々な国を旅する松本を捉えた『特別編集版~松本雄吉さんと歩く』を東京初上映。さらに井筒和幸の別名義である井筒和生監督によるドキュメンタリー『足乃裏から冥王まで』や、八嶋智人、片桐仁、常盤貴子、松重豊らが出演した2013年の『レミング―世界の涯まで連れてって』など維新派の公演記録映像を含む全19本を上映する。また会場には維新派のポスターを展示。

会期中にはゲストに劇作家で演出家の天野天街(少年王者舘)、映画監督の杉本信昭、高岡茂、演劇評論家の西堂行人、小堀純、笹目浩之(ポスターハリス・カンパニー)らを迎えたトークイベントが開催される。イベントや上映スケジュールの詳細はポスターハリスギャラリーのオフィシャルサイトで確認しよう。ポスターハリスギャラリーは入居するビルの老朽化などのため、同特集上映後に移転する予定だ。なお『松本雄吉追悼特集上映』は11月18日まで大阪・シネ・ヌーヴォ、シネ・ヌーヴォXで行なわれている。

イベント情報

『松本雄吉追悼特集上映』

2016年11月25日(金)~12月4日(日) 会場:東京都 渋谷 ポスターハリスギャラリー
上映作品: 『特別編集版~松本雄吉さんと歩く』(監督:高岡茂) 『足乃裏から冥王まで』(監督:井筒和生) 『阿呆船 さかしまの巡礼』(監督:康浩郎) 『京都鬼市場・千年シアター』(監督:小川紳介) 『蜃気楼劇場』(監督:杉本信昭) 『高丘親王航海記』 『十五少年探偵団 ドガジャガドンドン』 『虹市』 『青空』 『水街』 『ナツノトビラ』 『nostalgia~《彼》と旅をする20世紀三部作 #1』 『呼吸機械~《彼》と旅をする20世紀三部作 #2』 『台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき~《彼》と旅をする20世紀三部作 #3』 『夕顔のはなしろきゆふぐれ』 『MAREBITO』 『透視図』 『トワイライト』 『レミング―世界の涯まで連れてって』 料金: 前売 一般1,200円 学生・シニア1,000円 一般3回券3,000円 学生・シニア3回券2,700円 当日 一般1,500円 学生・シニア1,200円 一般3回券3,900円 学生・シニア3回券3,300円
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