書籍『リミナルスペース 新しい恐怖の美学』が9月26日に刊行される。
同書は、新しいインターネット美学「リミナルスペース」の誕生の過程と影響を膨大なビジュアルとともに体系的に掘り下げる書籍。
人の気配のない出入り口や階段、長い廊下、古びたホテルのロビー、寂れたショッピングモール、無機質な地下鉄の駅など、日常で目にする光景の中に不穏さと不気味さ、抗いがたい魅力を見出す「リミナルスペース」は、インターネットを中心に広がった、2020年代を代表する美学的ミームで、ウォーキングシミュレーターゲーム『8番出口』はリミナルスペース的な世界観の代表的な作品だという。
同書では、映画『シャイニング』の長い廊下、インターネット怪談の「バックルーム」、ヴェイパーウェイヴ音楽、ブルータリズム様式の巨大建築、マグリットの絵画などを取り上げ、リミナルスペースの何が怖いのか、なぜリミナルスペースに魅了されるのかに迫る。
著者はALT236。翻訳を佐野ゆかが手がけた。
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