元ジブリ・米林宏昌監督『メアリと魔女の花』主演声優は杉咲花 予告編も

米林宏昌監督の新作アニメーション映画『メアリと魔女の花』の主演声優を杉咲花が務めることが発表された。

7月8日から公開される同作は、スタジオジブリで『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』を監督し、2014年末に同社を退社した米林監督による新作。新たに立ち上げたスタジオポノック制作による第1回長編作品となる。

原作は、イギリスの作家メアリー・スチュアートによる児童文学。7年に1度しか咲かない花「夜間飛行」を見つけた主人公のメアリが、一夜限りの不思議な力を手に入れ、魔女の国に飛び立つという冒険ファンタジーだ。メアリ役に起用された杉咲は、『思い出のマーニー』にも声優として参加している。

起用理由について西村義明プロデューサーは、「彼女のまっすぐな眼差し、笑顔、そして何より好奇心に満ちた彼女の声が主人公・メアリにぴったりだと思いました」と説明。杉咲は「素敵な作品を、自信を持って皆様にお届けできるように頑張ります。メアリに“花”咲かせます!」と意気込みを語っている。

今回の発表とあわせて予告編が公開。夜間飛行がかつて魔女の国から盗み出された禁断の「魔女の花」であることが明かされているほか、ほうきに黒猫を乗せて空を飛ぶメアリの姿や、杉咲によるメアリのセリフなどが確認できる。

杉咲花のコメント

子どものころから私と家族にとっては欠かせない存在だったジブリ作品の志を受け継いだ、スタジオポノックの長編アニメーション第一作目に携われることは、私にとって飛びっきりのサプライズでした。スタッフの方に言われて気づいたのですが、タイトルにも自分の名前である“花”という言葉が入っていることも嬉しかったですし、運命的なものを感じました。
ジブリ作品の中では米林監督の『借りぐらしのアリエッティ』の大ファンです。米林監督が描く、映画がはじまった瞬間のハッとさせられるような繊細で美しい映像と、観終わった後に“暖かさ”がずっと残る、まるで魔法にかけられたような感覚になれるところが大好きです。
私が演じることになったメアリはすごく真っ直ぐで前向きな女の子です。メアリは決して器用な人ではないのですが、誰かのために一生懸命頑張ろうとする姿はすごく魅力的だと感じました。きっと映画を観ていただいく方もメアリの愛らしい姿に心を揺さぶられるのではないかと思います。素敵な作品を、自信を持って皆様にお届けできるように頑張ります。メアリに“花”咲かせます!

西村義明プロデューサーのコメント

「メアリの声を、杉咲花さんに!」そう決めたのは、今からちょうど1年前。新スタジオを構えたばかりで、ぼくらがまだ1秒のアニメーションすら出来ていないときでした。そろそろ声を考えなければと、そのとき頭に浮かんだのが杉咲花さんだったのです。
「思い出のマーニー」で第三のヒロイン“彩香”を演じてもらったとき、当時16歳の杉咲さんは、米林監督にこう言いました。
「一番好きなジブリ作品は、米林監督の『アリエッティ』なんです。」
そのときの彼女のまっすぐな眼差し、あのときの笑顔、そして何より好奇心に満ちた彼女の声を思い出したとき、「これは主人公・メアリにぴったりだ!」と思ったぼくは、米林監督に提案。監督は大きく頷いて「彼女なら、出来ます!それに、この映画はメアリと“花”の映画です」などと、親父ギャクで笑いあったのはさておき、それ以来、監督は時折、杉咲さんに事前に少しだけ吹き込んでもらった声を聴きながら、メアリを描き続けています。
映画「メアリと魔女の花」は、杉咲花さんの声に始まり、その声とともに完成を向かえます。制作は順調に遅れていて本番のアフレコはまだ先ですが、この夏、米林映画の新たなヒロイン・メアリと“花”の大冒険に、ぜひご期待ください!

作品情報

『メアリと魔女の花』

2017年7月8日(土)から全国東宝系で公開
監督:米林宏昌 脚本:米林宏昌、坂口理子 原作:メアリー・スチュアート(KADOKAWA) 音楽:村松崇継 声の出演: 杉咲花 ほか 配給:東宝
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