北海道の野生動物を5年かけて撮影 旭山動物園・元園長が監修の記録映画

映画『生きとし生けるもの』が、6月3日から東京・角川シネマ新宿、北海道のユナイテッド・シネマ札幌、シネプレックス旭川ほか全国で順次公開される。

同作は北海道を舞台に、様々な生き物が織りなす世界を5年の歳月をかけて捉えたドキュメンタリー。一斉にねぐらを飛び立つ8万羽のマガンの群れや、冬支度を進めるエゾナキウサギ、エゾヒグマが待ち構える川を遡上するシロザケなどの姿が映し出される。

メガホンを取ったのは、長年にわたって旭川市旭山動物園のポスターを手掛け、映画『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』では動物撮影を担当したカメラマンの今津秀邦。監修は同園の元園長・小菅正夫、ナレーターは津川雅彦が務めた。

今津秀邦監督のコメント

私は私。あなたは、あなたでしかありません。この世界に必要だから生まれました。
野生動物と表現される生き物たち、根をはって命を全うする植物、空気、光・・・。
存在する全てものが必要であり、お互いに必要としています。
時には邪魔になったり、敵や味方と感じる時がありますが、今生きているのは全ての営みがあってのことです。
特に野生動物は全ての状況を受け入れ、持って生まれた能力を最大限に生かして命を全うします。
誰がどうこうではなく、ただ今を生き抜いています。
この映画は動物たちを紹介するのが目的ではありません。
北海道の自然やそこに生きる様々な姿、能力を借りて、あなたは、あなたでしかないことを表現しました。
映画を観終わった後、新たな価値観を感じていただければ幸いです。
誰もが、一度限りの永遠だということを。

作品情報

『生きとし生けるもの』

2017年6月3日(土)から角川シネマ新宿、ユナイテッド・シネマ札幌、シネプレックス旭川ほか全国で順次公開
監督:今津秀邦 ナレーション:津川雅彦 上映時間:81分 配給:「生きとし生けるもの」上映委員会
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