カイ(EXO)主演の向田邦子原作ドラマ『春が来た』 ヒロイン役は倉科カナ

『連続ドラマW 春が来た』の追加キャストが発表された。

崩壊しかけた家族の再生を描く同作は、向田邦子の短編小説『春が来た』をもとに、オリジナルストーリーを加筆、再構成し、現代版としてリメイクした作品。デパートの下着売場で働く31歳独身の販売員・岸川直子が韓国人のカメラマンであるイ・ジウォンと出会ったことをきっかけに、直子の家族が隠していた秘密が明らかになっていく、というあらすじだ。ジウォン役をカイ(EXO)が演じることがこれまでに発表されていた。

今回出演が明らかになったのは、ヒロイン・直子役の倉科カナ、直子の父・周次役の佐野史郎、母・須江役の高畑淳子、妹・順子役の古畑星夏。また健太郎、高田聖子もキャストに名を連ねる。

倉科は同作について「原作当初の時代背景とは『男女の関係』『家族の形』もずいぶん変わりつつあるんだなと思います。そんな中に向田邦子さんの『春が来た』には、普遍的で生生しく、心の機微が繊細に慎ましく、それがまた当たり前のように描かれてもいます。その普遍的なものと、変化してゆくもの、本作ではその融合がとても面白いなと思いました」とコメント。

またカイとの共演については「年下でありますがとても頼もしく、私たちのリアクションも繊細に拾ってくれます。私とカイくんの役はあまり派手ではないけど....二人の関係性を直子とジウォンの歩調でゆっくり作って行きたいなと思っています」と意気込みを語っている。

倉科カナのコメント

『連続ドラマW 春が来た』に出演する意気込み
時代と共に人間関係も恋愛関係もそして自分自身も、形が有る無しに関わらず常に変化していく。
原作当初の時代背景とは「男女の関係」「家族の形」もずいぶん変わりつつあるんだなと思います。そんな中に向田邦子さんの「春が来た」には、普遍的で生生しく、心の機微が繊細に慎ましく、それがまた当たり前のように描かれてもいます。
その普遍的なものと、変化してゆくもの、本作ではその融合がとても面白いなと思いました。きっと新しい、「春が来た」になるとおもいます。プレッシャーはありますが....。

カイとの共演について
カイさんは年下でありますがとても頼もしく、私たちのリアクションも繊細に拾ってくれます。私とカイくんの役はあまり派手ではないけど....二人の関係性を直子とジウォンの歩調でゆっくり作って行きたいなと思っています。

古畑星夏のコメント

『連続ドラマW 春が来た』に出演する意気込み
率直にとても嬉しかったです。
制服大丈夫かなあ??という心配はあったのですが、河合監督とは以前、別作品でお仕事をご一緒させて頂いていたので、安心して作品にのぞめるなと思いました。
本読みの時にキャストの皆さんとお会いした時も気さくに話しかけてくださって、みなさんの足を引っ張らないように精一杯頑張らなくちゃ!と思いました。緊張感を常に保ちつつ、楽しみたいと思います!

高畑淳子のコメント

『連続ドラマW 春が来た』に出演する意気込み
“家族”という誰もが思い当たるテーマを持ったドラマです。
時には鬱陶しくてうんざりしたり、時には自分の一番の支えになり、生きる原動力になる。その両面を持った家族の姿はとても愛おしいです。何気なく映し出された生活や日常の断片のような表情、そういった生活の一編のにおいがでるような作品にできればいいなと思います。

佐野史郎のコメント

『連続ドラマW 春が来た』に出演する意気込み
向田邦子作品に出演させていただくのは初めて。原作は短編小説ですが、骨格はそのままに、現代を浮き彫りにするふくよかなドラマとして映像化されることにときめいています。
敬愛する小津安二郎監督の世界観と重なる向田邦子ドラマの息を今に合わせ、困難を乗り超える家族と共に、国を超えて娘を託す父、周次役に挑みたいと思います。

番組情報

『連続ドラマW 春が来た』

監督:河合勇人 脚本:吉田弥生 原作:向田邦子『隣りの女』所収『春が来た』(文春文庫) 出演: カイ(EXO) 倉科カナ 古畑星夏 健太郎 高田聖子 高畑淳子 佐野史郎 ほか
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