Songs We Dance To

坂本慎太郎、オリヴァー・シム、JUMADIBA、柴田聡子。CINRA編集部が選ぶ今週のおすすめ楽曲

毎週更新のCINRAプレイリスト「Songs We Dance To」。2022年5月23日週更新のプレイリストのなかでも編集部員が特におすすめしたい楽曲を紹介します。

今週のおすすめ①:坂本慎太郎“物語のように”

坂本慎太郎“物語のように”を聴く(Apple Musicで聴く / Spotifyで聴く

前作『できれば愛を』から6年ぶりとなる坂本慎太郎の新作『物語のように (Like A Fable)』より。心をほぐすようなリラックスしたムードによって、この世界から失われた本当になんでもない気の抜けた一日にトリップさせられるような聴き心地。繰り返される「物語のように」という言葉は、たとえば旅や恋、生きてることを感じる脳内麻薬が出るような体験、そういったいまここにはないドキドキを思い出させてくれるよう。とはいえそこに妙な湿っぽさはなく、ドライに、だがソフトにトばされていく。音楽を聴いて心が浮き立つことそのものを表現しているような曲だと思う。

今週のおすすめ②:オリヴァー・シム“Hideous”

オリヴァー・シム“Hideous”を聴く(Apple Musicで聴く / Spotifyで聴く

The xxのオリヴァー・シムのソロ曲第3弾。先行曲“Romance With a Memory”“Fruit”と通じるメランコリックさを湛えたポップソングだが、歌詞はさらにパーソナルな内容に踏み込み、曲のなかで自身が17歳の頃からHIVとともに生きていることを初めて公表した。ゲストとしてHIV/AIDSアクティビストでもあるBronski Beatのジミー・ソマーヴィルが参加。「守護天使(オリヴァーのコメントより)」を登場させるかのような美しいボーカルを披露している。既発3曲を含むオリヴァーの初アルバム『Hideous』は9月に発売。今年の『カンヌ国際映画祭』でプレミア公開された同タイトルの短編ホラー映像作品の日本公開も期待したい。

今週のおすすめ③:JUMADIBA “Sakasama”

JUMADIBA “Sakasama”を聴く(Apple Musicで聴く / Spotifyで聴く

先日リリースされたralphとのコラボ曲“Kick Up”も大きな注目を集めた新鋭ラッパーJUMADIBAの新曲。セルフプロデュースのトラップビートに乗せて、独特なフロウと詩世界が展開されている。Lil Soft Tennisや釈迦坊主、DJ KRUSHといった幅広いアーティストたちとのコラボなど精力的な活動を続ける彼の勢いが表れた楽曲となっている。

今週のおすすめ④:柴田聡子”旅行”

柴田聡子”旅行”を聴く(Apple Musicで聴く

デビューアルバム『しばたさとこ島』から10年、5月25日にリリースされた6枚目のアルバム『ぼちぼち銀河』収録曲。旅行はどこで何をしたかよりも、誰と一緒にこんなことで笑った、みたいなことのほうが記憶に残ったりする。久しく旅行に行っていないなかで旅の記憶を思い出すと、そういうことだよなと思う。<見て! 「世界はーつ」だって! なんで? / 違うよ! 「はーつ」じゃなくて 「世界は一つ」だよ>なんて、一生忘れない会話だろうと思う、すごい歌詞(文字では伝わりづらいので、聴いてみることをおすすめします)。

このほかにも、今週はRina Sawayama、KH、mxmtoon、野宮真貴、UA、OMSB、フルーム、Alex Gなどの新曲30曲を追加。CINRA編集部がいま聴いている曲をセレクトするプレイリスト「Songs We Dance To」は、Apple Musicで毎週水曜に更新中。



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