没後45年、チャップリン映画祭が11月に開幕。『独裁者』など名作10本を上映へ

メイン画像:『独裁者』 ©Roy Export SAS

特集上映『フォーエバー・チャップリン ~チャールズ・チャップリン映画祭~』が、没後45年にあたる2022年11月3日から、角川シネマ有楽町などで順次開催される。『独裁者』(1940)やサイレント映画『キッド』(1921)などの代表作10本を、デジタル・リマスター版で初上映するという。

チャップリンをめぐっては、5月の『カンヌ国際映画祭』でサプライズ登場したウクライナのゼレンスキー大統領がヒトラーを風刺した『独裁者』でのスピーチについて言及し、注目を集めた。ゼレンスキー大統領は、「独裁者は破れると確信しています。私たちは1940年の時のような言葉を聞かなければなりません。スクリーンから聞こえてくる自由な世界の言葉です。私たちの時代の映画が沈黙していないことを示す、新たなチャップリンが必要です」とスピーチして満場の観客のスタンディングオベーションが起きた。

『独裁者』、放浪者チャーリーの盲目の花売り娘への献身的な愛を描く『街の灯』、老芸人の若いバレリーナへの無償の愛を描いた『ライムライト』、機械文明への痛烈な風刺をこめた『モダン・タイムス』、ゴールドラッシュを背景にしたスラップスティックコメディー『黄金狂時代』、血のつながりを超えた親子の愛を描く『キッド』、『第1回アカデミー賞』特別賞受賞作『サーカス』に加え、『巴里の女性』『殺人狂時代』『ニューヨークの王様』がラインナップしている。『キッド』『サーカス』は初の4Kデジタルリマスター上映となる。上映スケジュールは8月下旬に発表予定。



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