富⼭の運河を辿る展覧会『物質的想像⼒と物語の縁起』が10⽉29⽇まで開催中

メイン画像:樂翠亭美術館 展示風景より、近藤高弘の展示

『北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2023』が10⽉29⽇まで富⼭・環⽔公園エリア、中島閘⾨エリア、岩瀬エリアで開催されている。

北陸を舞台に⼯芸の魅⼒を今⽇的視点から発信するプラットホームとして2020年より始まった『北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI』。今回は展覧会『物質的想像⼒と物語の縁起―マテリアル、データ、ファンタジー』がメインプログラムとなる。

同展では富⼭市の中⼼部から富⼭湾まで約5キロメートルにわたる富岩運河沿いにある3つのエリアを船で辿りながら鑑賞。⼯芸、現代アート、アールブリュットを跨ぐアーティスト26人を紹介する。展覧会タイトルの「物質的想像⼒」はフランスの科学哲学者ガストン・バシュラールが物質を詩学的な視点から論じる際に用いた概念。

環⽔公園エリアの会場は樂翠亭美術館、富岩運河環⽔公園、富⼭県美術館の3か所。樂翠亭美術館では⼟を素材とした表現、環⽔公園では⼤型の⽴体作品による屋外インスタレーション、富⼭県美術館では⾝につけることができるソフトスカルプチャーの作品を紹介する。環⽔公園では遊覧船に乗船することができ、中島閘⾨エリア、岩瀬エリアへ向けて運河を辿る展覧会のスタート地点になっているという。

出展作家は川井雄仁、金理有、桑田卓郎、近藤高弘、辻村塊、野村由香、久保寛子、オードリー・ガンビエ。

中島閘⾨エリアの会場は中島閘⾨操作室と芝⽣の広場、元タクシー会社社屋「電タク」の3か所。絵画を含む⼆次元イメージとそこから派⽣する⽴体表現への展開を紹介するほか、運河を⾛る遊覧船からも鑑賞できる⼤型作品も展⽰される。

出展作家は板垣豊山、川上建次、河部樹誠、定村瑶子、長恵、増田セバスチャン、横野明日香、上田バロン、渡邊義紘。

岩瀬エリアの会場は、北前船の北陸五⼤船主であった⾺場家や、酒蔵 桝⽥酒造店をはじめとする8か所。廻船問屋が軒を連ねる旧北国街道沿いにある明治期の建物群を現代アートの多様な表現が彩る。

出展作家は岩崎貴宏、コムロタカヒロ、葉山有樹、村山悟郎、桜井旭、ささきなつみ、平子雄一、O33、古川流雄。

北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2023


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