2006年に発表された毛皮のマリーズの1stアルバムのタイトルが『戦争をしよう』から『ファースト』に改題されたことが、3月15日、同バンドのボーカルを務めていた志磨遼平(ドレスコーズ)のXで発表された。
志磨は「ファーストアルバムの改題に寄せて」と題して、「2006年に完成した毛皮のマリーズのファーストアルバムのタイトル『戦争をしよう』は、24歳だった私が、私ひとりのための戦いを開始すべく題したものでしたが、今やこのことばは口にすることすらおぞましく、よって、今後はただ『ファースト』と呼称します」と投稿。
本人から直接の関連は語られていないが、2月28日にアメリカとイスラエルがイランに対して軍事攻撃を行ったことを発端として、中東情勢が悪化するなかでの発表となった。
続く「親愛なるマリーズメイニアへ」と題した投稿では、「改題を決めたのはぼくです。しかし、ぼくにそれを決めさせたのは民衆を弾圧し命すら奪おうとする世界中の独裁者たちです。ぼくは今、まちがっても彼らと同じことばを毛皮のマリーズとそのメイニアたちに口走らせたくないのです」と改題の経緯を明かした。
さらにアルバムタイトルについて「今でもぼくはあのタイトルを恥ずかしくは思いません。ぼくはたしかに、世界に戦争を挑みました。2000年代初頭、ステージに上がったが最後無事には帰れなかった時代の、ぼくの偽らざる実感があのタイトルでした」と振り返りつつ、「ぼくは今、24歳のころと同じ意味であのことばを口にはできなくなってしまったのです」と綴っている。
最後に「誰しも、自由と平和を訴えるより優先すべきことがたくさんあります。だから祈ってください。ぼくらが自由と平和を真っ先に訴えずとも暮らせる日々が一刻も早く戻ることを」と締めくくっている。
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