展覧会『近藤聡乃 夢のタイトル』が11月21日から群馬・太田市美術館・図書館で開催される。
ニューヨークを拠点に現代美術、漫画、エッセイなど複数の分野で活動する近藤聡乃。2014年に開始した長編連載漫画『A子さんの恋人』を2020年に完結した後、本格的にアニメーション制作を始めた。
同展では、『KiyaKiya』以来、15年ぶりの新作アニメーション『呼ばれたことのない名前』を初公開。膨大な数のスケッチ、ドローイング、自身の創作について書いたエッセイ漫画『ニューヨークで考え中』の原画なども展示し、近藤の最新アニメーション作品とその創作に複合的にアプローチする。近藤が同館の壁面に手書きで描いたテキストやイラストも公開される。
【近藤聡乃のコメント】
十八年前に子どもを産む夢を見た。名前をつけたところで目が覚めて、それからずっと、私はその子どもについて考えている。まだ産まれたことはないけれど、名前があることでたしかに存在しているように思われる子どもについてである。なんだか夢みたいな話だが、思えば私がしてきた制作とは、そんなつかみどころのないものを、少しずつ言葉や絵に置き換えて理解していくということなのかもしれない。名前を呼ばれたことのないままに、あの子はもう十八歳である。この長い夢にもそろそろタイトルをつける頃だろう。
近藤聡乃
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