インストにして武道館を売り切る、SPECIAL OTHERSの軌跡

地元のお客さんに愛されるパン屋みたいなバンドでありたい―。

今回のインタビューの中で、SPECIAL OTHERSの四人からふと出てきたのが、この言葉だ。考えてみれば、ほんの10~20年前は、日本の音楽シーンにはそんなバンドのあり方はほとんどあり得なかった。ステージに立つことはキラキラと輝くスポットライトを浴びることだったし、バンドを続けるというのはロックスターであり続けるということと、ほとんど同義だった。

でも、メジャーデビューから8年が経ち武道館でのワンマンライブを成功させた今も、SPECIAL OTHERSの四人はとても自然体だ。心地よく、楽しく、踊れる音楽を作り、それを演奏する。そうしてハッピーな空間を作り、そこに人が集まる。ジャムバンドとして登場した彼らは、「売れるためには―」と戦略を練って音楽性を変えるようなこともなく、人懐っこいフレーズとグルーヴ感あふれるリズムの魅力だけを追求しながら、少しずつ大きな存在になっていった。

今回リリースされるのはSPECIAL OTHERS ACOUSTICとしてのデビューアルバム『LIGHT』。いつもの楽器をアコースティックに持ち替え、作り上げた1枚だ。アルバムについて、そして独特なバンドのスタンスについて、四人と語り合った。

「もう(アコースティックで)やってるだろ」って勝手なイメージを抱いてオファーしてくるんですよ(笑)。そういうある種の誤解から始まり、「じゃあ作らなきゃね」って曲を揃えたんです。(芹澤)

―今作はSPECIAL OTHERS ACOUSTICのデビューアルバムになるわけですけれど、これまでSPECIAL OTHERSとしてもアコースティック編成のライブはちょくちょくやっていたんですよね。

柳下 "DAYO" 武史(Gt):ここ2、3年くらい、いろんな場所でやっていました。そこで楽器の編成もいろんなパターンを試していたんです。それが最終的に落ち着いた1つの完成形が今回の形という感じですね。

宮原 "TOYIN" 良太(Dr):前にアメリカでストリートライブをしたこともあって、その時にはもっと持ち運びがスムーズな楽器でやっていたんですけど、もうちょっと派手にやりたいと思うようになって。

左から:宮原
左から:宮原 "TOYIN" 良太、又吉 "SEGUN" 優也

―スペアザの音楽性からすると、アコースティック楽器で演奏するというのはすごく自然な流れですよね。

宮原:実際、「アコースティックでライブをやってくれ」って言われることがすごく多かったんです。「スペアザならできるだろう」って思われてたみたいで(笑)。最初はそこからなんですよね。それでこっちも用意していったのが始まりだった。

―僕も「できるだろう」って勝手に思ってました(笑)。

芹澤 "REMI" 優真(Key):向こうも「もうやってるだろ」って勝手なイメージを抱いてオファーしてくるんですよ(笑)。そういうある種の誤解から始まり、「じゃあ作らなきゃね」って曲を揃えたんです。「アコースティックって言っても、ただ自分たちの曲をアコースティックアレンジに変えて演奏するだけじゃつまらないじゃん」「じゃあ新曲作ろうよ」っていうのが今回のアルバムを作る流れですね。

―アコースティック編成でやるのと普段との違いは大きいですか?

又吉 "SEGUN" 優也(Ba,マンドリン):やっぱり電気を使わずにやるのは全然違いますからね。あと、僕だったらマンドリンっていう普段は使わない楽器を演奏するので、もちろんアンサンブルも変わってくるし。別モノですね。


アコースティックでも踊らせることができるっていうのは発見だったかもしれない。(芹澤)

―アルバムにはバンドの代表曲も収録されていますが、アレンジの感触もかなり変わっていますよね。

宮原:やっぱり全く同じではつまらないし、もともとのエレキ楽器ならではのノリは出せないですからね。たとえばマーシャル(アンプ)で歪ませたエレキギターを8分で刻む、みたいな突進力のあることはできない。そこで、アコースティック楽器の特性を活かしつつアレンジしていったんです。その結果、本家のSPECIAL OTHERSの曲とはまた全然違う雰囲気に仕上がっているので、そこは上手くできたと思います。

柳下:それと、元の曲からアコースティックになったことによって、軽いもの、イージーなものにならないようには心掛けました。聴き応えもあって、なおかつ、踊れる。アコースティックでもそういう風に聴かせたいなって。

―アコースティックの音楽は「癒し」とか「ゆるい」というイメージを持たれることも多いですけれど、そういう感じのない、テンションの高い仕上がりになっていますね。

芹澤:俺らは踊れる音楽が好きだし、アコースティックでもエレクトリックでもやっぱり踊って楽しんだらいいんじゃないかなっていうのがあるんです。そういう意味では、アコースティックでも踊らせることができるっていうのは発見だったかもしれない。今回、自分たちで楽器をいじったり改造したりもしたんです。

左から:芹澤
左から:芹澤 "REMI" 優真、柳下 "DAYO" 武史

―どういう改造をしたんですか?

芹澤:やっぱりエレクトリックでやっていた曲の方が、勢いはあるし踊らせやすいんですよ。低音だって出せるし。でも、たとえばカホン(ペルー発祥の打楽器で、アコースティック編成バンドではドラムの代わりに使用されることも多い)にペタルをつけたら踊れる低音が出せるようになったり。グロッケン(鉄琴の一種)はサスティン(音の伸び)の長い楽器だから、長い音符の音しか弾けないんだけど、ミュートしてサスティンを減らすことによってグルーヴを出せる楽器に変えたり。そうやって自分なりに踊れる音楽を追求できたというのは、かなり発明だったなと思います。

J-POPも洋楽も、いい曲はいい。そう思ってました。90年代に洋楽を聴いてた人は「邦楽なんてだせえよ」みたいな雰囲気があったと思うんですよ。(宮原)

―踊れるというのは、スペアザにとってずっと大事な要素だったんですね。

一同:そうですね。

―「昔から踊れる音楽が好きだった」と言ってましたが、具体的には、どのあたりが最初の憧れだったんでしょうか?

宮原:それはもう、TM NETWORKから始まってます。小室哲哉さんってJ-POPの人だと思われているけれども、基本はダンスミュージックの人なんですよ。そこがルーツになって、いろんなタイプのダンスミュージックが好きっていうのがずっと続いてますね。たとえばジャズにしても、Medeski, Martin & Woodのような、クラブジャズと言われるような踊れるタイプのジャズが好きで。

宮原

―皆さん、同じようなルーツを共有していたんですか?

芹澤:(宮原)良太はTM NETWORKが好きだったし、俺は内田有紀が好きで(笑)、結局小室哲哉がルーツなんですよね。

宮原:内田有紀の“Only You”とかもう最高ですよ(笑)。

―そうなんだ(笑)。スペアザのルーツに小室があるというのは意外でした。

芹澤:1990年代の、俺らが10代で一番多感だった時期って、J-POPがダンスミュージックだったんです。それは小室さんのおかげだったと思いますね。

―と言っても、小室サウンドとスペアザの音楽性は直接繋がるわけではないですよね。そのミッシングリンクはどこにあるんでしょう?

宮原:それはやっぱり、洋楽を聴くようになってからですね。

芹澤:高校の文化祭で先輩たちがパンクやメロコアをやっているのを見て、格好いいなって憧れて。日本人のパンクから海外のパンクバンドにも目が向くようになって、ちょうどその頃に『フジロック』が始まったんですよ。そこからBeastie boysとかRage Against the Machineとか、いろんな音楽にたどり着いたんですよね。

芹澤

―『フジロック』には初期からPhishのようなジャムバンドも出ていましたよね。そういうものもリアルタイムで見ていた?

宮原:そうですね。『フジロック』に参加したのは99年からだったかな。楽しかったですね。

―ただ、90年代後半は、いわゆるJ-POPのカルチャーと洋楽やフェスのカルチャーは別モノだったと思うんです。でも、皆さんは小室サウンドも洋楽も同じ感覚で聴いていた。

宮原:まさしくそうですね。J-POPも洋楽も、いい曲はいい。そう思ってました。あの頃に洋楽を聴いてた人は「邦楽なんてだせえよ」みたいな雰囲気があったと思うんですよ。

芹澤:洋楽至上主義というかね。今よりもそういう風潮は強かった。そういうのは嫌いでしたね。格好いいのは洋楽だけど、日本人なんだから、胸に刺さるのは邦楽だと思う。そういう気持ちで音楽を聴いてました。

どこに行っても浮いてるな、とは思っていましたね。ロックのイベントに出ても浮くし、インストのイベントだとしてもちょっと浮いてるんですよ。(柳下)

―今回のアルバムで、メジャーデビュー前の曲もアコーステックアレンジでカバーしたものを収録していますよね。きっとその曲を作った頃は、今のようなバンドの状況は想像していなかったんじゃないかと思うんです。

宮原:そうですね。想像していなかったです。

―デビュー前は、バンドの未来についてはどんな風に考えていました? 「メジャーで売れたい」みたいな気持ちはあった?

宮原:そういう気持ちもありましたよ。もちろん音楽で食っていけたらいいと思ってました。ただ、食っていくのは大変だし「ダメだったらどうしよう」というのもあった。いろんなケースを考えました。でも音楽が好きだったんで、真面目にやっていたらきっと何かあるんだろうと思いながらやっていた感じですね。

―そこからバンドの転機になったきっかけは?

芹澤:転機は、やっぱり「CDを出しませんか」って言われた時ですね。インディーズの時も、メジャーの時も、誰かが形にしようって言ってくれたから、状況が変わってきた。俺らはあの頃も今も変わらず曲を作ってるし、別に曲の作り方だってほとんど変わっていないし、今も昔に作った曲をやっているわけで。進化はしていると思うんですけど、ベースとしてやっていることは変わらない。でも、そういうやって人が評価して、形にして世に出したいって思ってくれたりしたことが、転機になったと思います。

―『ビクターロック祭り』(2014年2月@幕張メッセ)に出演した時のステージでは、「代官山UNITでビクターのディレクターに声をかけてもらえなかったら今の自分達はなかった」と言っていましたよね。メジャーデビューもやはり転機としては大きかったんでしょうか?

芹澤:その時はまだインストってシーンがなかったですからね。今よりも全然少なかった。そういう道のない中、誰も彼もに「売れないんじゃねえの」って思われていたんですよ。売れないどころか「え、どういうバンドなの? よくわからない」とすら思われていた。インストじゃなくて「イントロバンド」って呼ばれたこともあるくらい(笑)。

宮原:真面目にですよ?(笑) ギャグじゃなくて。

芹澤:そういう時代に、俺らが頑張っていけると思ってくれたのは、俺らに声をかけてくれたビクターのディレクターとその周りのスタッフくらいだったんですよ。まあ、俺ら自身でさえ怪しんでいたくらいだったから(笑)。だから、そうやって意地になって頑張ってくれた人がいたのは転機でしょうね。

宮原:そのディレクターいわく「こんなに箸にも棒にもかからないような、売れなそうな音楽を売ったら、俺がめちゃめちゃ格好いいってことになるんじゃないか」って言ってました(笑)。

芹澤:でも、本当にビックリするくらい箸にも棒にもかかってなかったんです(笑)。

―ちょうど00年代の前半から中頃はインストのロックバンドのシーンも徐々に注目されつつあるような頃だったと思うんです。ただ、その時も取り沙汰されるのはポストロック的なバンドのほうが多かったと思うんですね。そういった中で周りを見回して、どう感じていましたか?

柳下:どこに行っても浮いてるな、とは思っていましたね。ロックのイベントに出ても浮くし、インストのイベントだとしてもちょっと浮いてるんですよ。

宮原:当時から「俺たちみたいなタイプのバンドっていないなあ」と思いながらやっていたんですけど、それでも「今の音楽シーンの中で自分たちが一番聴きたい音楽って、SPECIAL OTHERSなんだよな」って思いながらやっていた記憶がありますね。「こういうバンドがいればいいのに」って思っていたのを、自分たちで具現化したというか。

柳下:そう、まさに「こういう曲聴きたい」っていうのを自分たちで作っていた感じです。

柳下

―自分のリスナーとしての欲求と、音楽家、アーティストとしての表現欲が近いところにあった。

宮原:そうですね。どこにもいないタイプのバンドになりたかったというより、聴きたい曲を自然と作るようになっていったんです。

芹澤:それはDJ文化の中、つまりクラブでライブをしてきた影響かもしれないですね。ライブハウスでライブをするようになったのはメジャーデビューしてからで、それ以前はクラブでDJの間にライブをやっていたんです。だから、セットリストもDJが曲を選ぶように組んでいた。そうやって自分たちの音楽を客観的に捉えてやっていたのが大きいのかもしれない。

―なるほど。もともと「踊れる音楽が好き」というのは、小室哲哉のルーツがあって、『フジロック』のようなフェス文化があって、そしてクラブシーンにいたことも大きかった。

芹澤:そうですね。なので「音楽を楽しむ」とか「音楽で踊る」という以外の発想は、もともとあんまりないんです。

あんまり不自然なことはしたくないんですよね。「自分たちが出来ることを今します」っていうことを続けていった方が、長続きすると思う。(又吉)

―そういうバンドが、メジャーデビューをして、ライブを繰り返していく中で、徐々に動員もセールスも増えていったわけですよね。武道館でのワンマンライブも実現した。その変化にはどういうことを感じました?

宮原:上から目線みたいになっちゃうかもしれないんですけど、リスナーの耳が確実に変わったなって思いましたね。俺たちみたいなバンドが支持されて、武道館でライブが出来たりするなんて、10年前は微塵も思えなかったですから。時代が変わったんだなって思いましたね。

芹澤:ほんとね。こういうことを言うと本当に偉そうなんだけど(笑)、日本の音楽の環境が、聴く側も演る側もどんどん上がっていっているんじゃないかなって思う。インターネットもあるし、フェスもあるし。

宮原:いろんな音楽に親しむことができるようになってきたんだよね。

芹澤:そうそう、人のレベルじゃなくて環境のレベルが上がったってことだと思う。テレビで流れているタイプの音楽以外とも出会えるようになった。やっぱり、インストとかジャズって、どちらかと言うと自分で探しにいかないと見つからない音楽だったし。そういう意味ではフェスが大きかったと思います。

又吉:フェスに行くようになって、そこからスペアザを好きになってくれた女の子たちも多いと思いますし。

左から:芹澤

―あともう一つは、音楽の消費行動が生活に近づいてきたとも言えると思うんですよね。かつては、CDを買うというのはファンになるということで、その対象のほとんどは部屋にポスターを貼りたくなるような人たちだったと思うんです。つまりは音楽が「売れる」というのは、リスナーの憧れの対象になるというのと同じ意味だった。でも、失礼を承知で言うと、スペアザは部屋にポスターを貼るタイプのバンドではないわけで(笑)。

一同:ははははは!(笑)

宮原:貼られないですねえ。

芹澤:ビックリするくらい、僕らには出待ちがいないんですよ(笑)。武道館でワンマンやってチケットも売り切れたのに、1人も出待ちがいなかったんです。そういうバンドなんて、俺ら以外、他に誰もいないんじゃないかな。それくらい、やってる人間に興味を持たれていない(笑)。でもその分、音楽が愛されてるんだと捉えれば、それは本当にいいことですよね。

―そういう風にバンドが続いていくのは自分たちにとっても理想だった。

宮原:そうなんでしょうね。今になって気付いたって感じです。人が好きだと言われるより、音楽を格好いいって思ってほしかったんです。たとえばパン屋さんはパンを焼いていて、消防士は火を消している。そういうのと同じように、俺たちは音楽を作っているっていう意識でやっているんです。みんなそれぞれの持っているものを仕事にしているだけと思っているところがある。だから俺たちには全くスターのオーラがないわけで。

芹澤:まあ、スターの資質がないっていうが一番正しいけどね(笑)。

―なるほど。そう考えると納得ですよね。美味しいパンの店には行列に並んででも買いにいくけど、そのパン屋さんが仕事を終えて店を出てくる時に出待ちはしない(笑)。

一同:ははははは!

宮原:ですよね(笑)。

芹澤:でも、こんなにスターの資質がない四人でもバンドで頑張っていけるんだぞっていう意味では、勇気が持てる話だと思うんです(笑)。それに、DJだって同じですからね。たしかジェフ・ミルズが言ってたんですけど、DJは匿名性があった方が有利らしいんです。顔が売れてしまうと、自分が目立ってしまう。それは踊るのにジャマになるんだ、って。そういう考え方もありますしね。

左から:芹澤

―フェスが定着したことで、いい音楽、踊れる音楽が口コミで広まっていくということも増えましたしね。

柳下:やっぱり、ライブの現場で格好いいと思ってCDを買ってくれるわけですからね。パン屋のたとえで言うと、テレビで紹介されて人気になったパン屋というよりは、「あそこ美味しいよ」っていう口コミが地元で広がって人気になったのが俺らの状態というか。それは理想的ですよね。

芹澤:地盤が固まりますよね、常連客が多いわけだし。「どっかで見たから」とか「流行ってるから」って受動的に知って「じゃあ行ってみようか」って来た人は、たぶん離れるのも早いと思うんです。でも「美味しいって噂を聞いて」って来てくれた人は、「いい」と思ってくれれば通ってくれると思う。そういう地元のお客さんに愛されるパン屋みたいなバンドでありたいっていう。

―自分たちが本当に心地いい音を鳴らし続けて、それを聴きたい人が集まる。サスティナブルな、いい形ですよね。

宮原:それってミュージシャンにとっては理想の形ですよね。自分たちが好きな音楽をやって、付いてきてくれるわけですから。

又吉:あんまり不自然なことはしたくないんですよね。「自分たちが出来ることを今します」っていうことを続けていった方が、長続きすると思う。無理してやっているとだんだん歪みが生まれてくるし、できるだけ自分たちが「今これやりたいね」っていうものしかやっていないと思います。

又吉

―その状態でずっとやってきているというはすごく幸福なことだと思うんですけれど、メジャーデビューした後も「ちゃんと売れることを考えなきゃ」という時期があったりはしなかったんですか?

宮原:そこら辺については頑固でしたね。「自分たちがやりたくないと思った音楽をやってまで売れたくはない」って。

芹澤:ビクターからも売れる音楽を作れって言われたことは一度もないですからね。俺らが「9分の曲をリード曲にする」って言った時も「中途半端だから、どうせならもっと長く」とか言われたくらいで(笑)。もちろん曲が良くない時には「これはどうかな」って言ってきたりはするし、自分たちなりに「お客さんに受けるかな」と考えたりすることはあるんですけど。それでも売れるために何かを作ったことはないです。

―それよりは「踊らせる」ということが大きい。

宮原:そうですね。本当にそれに尽きると思います。楽しんでもらうこと、自分たちが最高に格好いいと思うところをやり続ける。今はそういう感じでやれていますね。

あれです、僕ら今回、SPECIAL OTHERS ACOUSTICという新人バンドの設定なので(笑)。(又吉)

―SPECIAL OTHERSはライブの雰囲気も素敵ですよね。たとえば野音のライブとか、植物の飾り付けがあったりして、全体の雰囲気作りも手が込んでいる。あれはどういうところから育っていったアイデアなんですか?

宮原:フェスとか、俺たちが好きなアーティストのライブとかを見に行ったりすると、綺麗な飾りがあることが多いんですよ。それがいいなって思って。だから俺たちもやろう、っていう単純な発想です(笑)。

柳下:飾りがあることだけでも、テンション上がるもんね。

芹澤:みんな、非日常を味わいに来るわけですからね。そういう空間で嫌なことは忘れて踊ろうぜ、っていう。

柳下:主役をステージの上にしたくないんですよね。クラブと一緒で、フロアが主役になるようにしたいんです。

SPECIAL OTHERS

―クラブだったらミラーボールがキラキラ光っていたりするわけだけど、それと同じような役割で飾り付けがある、というような。

芹澤:イメージとしてはそうですね。植物も似合うし、バックパッカー的なトラベルバンドみたいな雰囲気も好きだし。そういうの見るとテンション上がりますからね。ディズニーランドでバンジョーで演奏しているカーボウイハットのおっさんがいたら、「うお! ここはテキサスか!」ってテンションが上がったりするのと一緒ですね。

―そして、アルバムのリリース後にはショッピングモールでデビュー記念のフリーイベントを行うということですけれども。これはどういう計画なんでしょうか。

又吉:あれです、僕ら今回、SPECIAL OTHERS ACOUSTICという新人バンドの設定なので(笑)。

宮原:新人の登竜門みたいな感じらしいですよね(笑)。

―でもショッピングモールだったら、おじいちゃん、おばあちゃんから子どもまで通りかかるわけですから、そういうところでやるのは刺激的な経験かもしれない。

宮原:言われてみればそうですね。おじいちゃんとかもいるはずですもんね。そういう、普段なら俺たちとは結びつかないような人に聴いてもらうチャンスだと思います。

芹澤:昔は駅前でやってたこともあったし。そういう意味では久しぶりのストリートライブみたいなものですし。楽しみですね。

―そして、リリースツアーはアコースティック編成とエレクトリック編成のツアーが同時進行で進んでいく形になっているんですね。これはライブをやれる場所を増やそうという試み?

宮原:そうですね。普段は楽器も機材もすごい量になるんですけれど、アコースティックだと制限がないので、洞窟とか神社とか、雰囲気のあるところでもできるという。

―福岡では住吉神社能楽殿でやるんですね。

宮原:そこでやるときは、白い足袋は履かなくちゃいけないらしいです。

―そうなんだ!

芹澤:そういう儀礼に則ってやるのも面白いですよね。

―これはまだまだ開拓する場所は沢山ありそうですね。そしてスペアザにはそれができる。

柳下:そうなんですよ。今回はまだ本数が少ないですけれど、まだまだ面白い場所は沢山あるでしょうし。今後はそういうのを探してやっていきたいと思います。

イベント情報
SPECIAL OTHERS ACOUSTICデビュー記念イベント

2014年10月11日(土)14:00~
会場:神奈川県 ラゾーナ川崎プラザ ルーファ広場 グランドステージ

2014年10月12日(日)13:30~
会場:大阪府 千里セルシー 1Fセルシー広場

2014年10月13日(月・祝)14:00~
会場:愛知県 アスナル金山 アスナル広場

料金:各公演 入場無料

SPECIAL OTHERS ACOUSTIC
『アコースティック8都市ツアー 2014-2015』

2014年11月24日(月・祝)OPEN 16:30 / START 17:00
会場:宮城県 仙台 retro Back Page

2014年12月2日(火)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:福岡県 福岡 住吉神社能楽殿

2014年12月7日(日)OPEN 16:30 / START 17:00
会場:北海道 札幌 ベッシーホール

2015年1月11日(日)OPEN 16:30 / START 17:00
会場:愛知県 名古屋 JAMMIN'

2015年1月18日(日)OPEN 16:30 / START 17:00
会場:兵庫県 神戸 クラブ月世界

2015年1月24日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:神奈川県 横浜 THUMBS UP

2015年1月31日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:東京都 鶯谷 東京キネマ倶楽部

2015年2月15日(日)OPEN 17:30 / START 18:00
会場:沖縄県 沖縄 ガンガラーの谷 ケイブカフェ

料金:各公演 前売3,800円(ドリンク別)

『SPECIAL OTHERS QUTIMA Ver.18「エレクトリック26都市ツアー 2014-2015」』

2014年11月1日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:神奈川県 横浜Bay Hall

2014年11月3日(月・祝)OPEN 17:30 / START 18:00
会場:群馬県 高崎 club FLEEZ

2014年11月6日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:兵庫県 Kobe SLOPE

2014年11月8日(土)OPEN 17:30 / START 18:00
会場:京都府 磔磔

2014年11月9日(日)OPEN 17:30 / START 18:00
会場:静岡県 Live House浜松窓枠

2014年11月12日(水)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:長野県 長野 CLUB JUNK BOX

2014年11月13日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:石川県 金沢 EIGHT HALL

2014年11月15日(土)
会場:富山県 富山 MAIROOPEN 17:30 / START 18:00

2014年11月16日(日)OPEN 17:00 / START 17:30
会場:新潟県 新潟 LOTS

2014年11月20日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:岩手県 盛岡 Club Change WAVE

2014年11月21日(金)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:青森県 青森 Quarter

2014年11月23日(日)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:宮城県 仙台 Rensa

2014年11月27日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:長崎県 長崎 DRUM Be-7

2014年11月29日(土)OPEN 17:30 / START 18:00
会場:熊本県 熊本 B.9 V1

2014年11月30日(日)OPEN 17:00 / START 17:30
会場:福岡県 福岡 DRUM LOGOS

2014年12月6日(土)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:北海道 札幌 ファクトリーホール

2014年12月11日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:鳥取県 米子 laughs

2014年12月13日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:岡山県 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM

2014年12月14日(日)OPEN 16:30 / START 17:30
会場:広島県 広島CLUB QUATTRO

2014年12月18日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:愛媛県 松山 サロンキティ

2014年12月20日(土)OPEN 17:30 / START 18:00
会場:高知県  高知 キャラバンサライ

2014年12月21日(日)OPEN 17:00 / START 17:30
会場:香川県  高松 MONSTER

2015年1月10日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:愛知県 Zepp NAGOYA

2015年1月17日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:大阪府 なんばHatch

2015年2月7日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:東京都 新木場 STUDIO COAST

2015年2月8日(日)OPEN 16:00 / START 17:00
会場:東京都  新木場 STUDIO COAST

2015年2月14日(土)OPEN 17:30 / START 18:00
会場:沖縄県 沖縄 桜坂セントラル

料金:各公演 前売4,320円(ドリンク別)

リリース情報
SPECIAL OTHERS ACOUSTIC
『LIGHT』初回限定盤(CD+DVD)

2014年10月8日(水)発売
価格:3,780円(税込)
VIZL-699

[CD]
1. LIGHT
2. March
3. Galaxy
4. LINE
5. Mambo No.5
6. BEN
7. STAR
8. Marvin
9. halo
10. Wait for The Sun
[DVD]
・S.O.AのBANDやろうぜ~デビューまでの道のり~

SPECIAL OTHERS ACOUSTIC 『LIGHT』通常盤(CD)

2014年10月8日(水)発売
価格:3,024円(税込)
VICL-64186

1. LIGHT
2. March
3. Galaxy
4. LINE
5. Mambo No.5
6. BEN
7. STAR
8. Marvin
9. halo
10. Wait for The Sun

プロフィール
SPECIAL OTHERS ACOUSTIC(すぺしゃる あざーす あこーすてぃっく)

「SPECIAL OTHERS」のメンバーによるアコースティック・プロジェクト。いつもの楽器をアコースティック楽器に持ち替え、2014年、新人バンドという設定で活動を開始。バンド名の通称は SPECIAL OTHERS ACOUSTICの頭文字をとって「S.O.A(ソー)」。デビュー作品となる1st Full Albumが2014年10月8日リリース決定!



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