94年生・The Songbardsが面白い。消費社会を生きる世代の言葉

多くのモノや情報に囲まれて幸福を享受しつつも、決して未来が明るいわけではなく、心の内側ではあらゆる葛藤や不安を抱えているーーそんなどこか宙ぶらりんな現代の日本の若者は、果たしてロックンロールになにを求めるのか? その点において、メンバー全員が1994年生まれ、現在は地元の神戸を中心に活動する新人、The Songbardsは非常に興味深い。

The Beatles、Oasis、andymoriといったバンドの系譜を受け継ぐ音楽性は、美しいメロディーと軽やかなビートを軸としたまさにロックンロール然としたものであり、初の全国流通盤『Cages in the Room』には等身大の魅力が詰まっている。「この四人がいてこそThe Songbardsが成り立つ」という姿勢も、強いバンド愛を感じさせるものだ。

その上で注目したいのが、歌詞を手掛ける上野皓平と松原有志のコンビである。消費社会に疲弊を感じた上野と、幸せであるはずなのに満たされないと感じている松原が表現のひとつの指針として辿り着いたのは、学問としての仏教。上野は一時期バンドをやめて出家をすることも考えたというが、松原の説得もあり、現在は音楽を通じてその学びを社会に還元しようとしている。志の高さが感じられる彼らの第一声を、ぜひ受け取ってもらいたい。

自分が落ち込んでた時期でもあって……答えを見つけるために出家したいなと思い始めて。(上野)

—The Songbardsの楽曲や佇まいからは「バンド」というものに対する強い愛情が感じられます。なので、最初にそれぞれが考える理想のバンドの条件を話してもらえますか? 「いいバンドって、こういうバンドだよね」っていう。

柴田(Ba,Cho):その話、ちょうど(岩田)栄秀がバンドに入ってThe Songbardsという名前になったときにみんなで話したんですよ。バンドって、言葉の意味的にも「束」だけど、フロントマン1人が目立っていることが多いなと思って。一人ひとりにちゃんと個性があって、ぶつかり合うけどお互いを尊重し合っていて、バラバラではなくまとまっている。The Beatlesみたいなバンドが僕らの理想です。

松原(Gt,Vo):今の段階ではここ二人(上野と松原)が曲と歌詞を書いて歌っているんですけど、理想としてはひとつのライブやアルバムのなかに、四人それぞれ書いた曲や歌う曲があるThe BeatlesとかQueenみたいになれたら、創作的だし面白いなって。

上野(Vo,Gt):1人のフロントマンが目立ってるバンドも好きなんですけど、バンドの魅力とはなにかを考えると、メンバー全員の個性が表れているほうが強いと思うんですよね。

岩田(Dr,Cho):「誰かが欠けるとなにか物足りない」みたいな、この四人でしかやれないバンドを目指したいという意識は、このバンドに入るときからありました。

左から:柴田淳史(Ba,Cho)、上野皓平(Vo,Gt)、松原有志(Gt,Vo)、岩田栄秀(Dr,Cho)
左から:柴田淳史(Ba,Cho)、上野皓平(Vo,Gt)、松原有志(Gt,Vo)、岩田栄秀(Dr,Cho)

—もともとは上野くんと松原くんを中心にスタートしているんですよね?

松原:僕と(上野)皓平は大学が一緒で、二人ともサークルとかに入ってなかったんですけど、1回生のときにたまたま授業中に好きな音楽の話をして、僕がandymoriの楽譜を貸したのをきっかけにバンドが始まりました。今のメンバーが揃ったのは去年の3月で、それまではAnt Lilyという名前で活動していたんです。

—軽音サークルとかには入ってなかったんですね。

松原:サークルとかには馴染めないというか、ちょっとチャラいイメージを勝手に持っていて(笑)。出会って最初の1年はプロを目指すという意識は一切なく、やりたいことをやってただけ。最初のライブは1曲だけオリジナルで、あとはThe Beatlesとかandymoriのカバーをやってました。

—2017年3月、この四人が揃ったところでThe Songbardsに改名したと。

上野:四人が揃った段階で、全員が初期メンバーって言えるように改名したいと思ったんですよね。The Beatlesとかの影響で、「The~s」という名前に憧れてはいたので、なにかないかなって考えてたときに、The Songbardsを思いついて。

—その由来は?

上野:「Songbird」は「啼鳥、さえずり」という意味で、「個々が目立つバンド」という理想にしっくりくるから、最初はそのまま「The Songbirds」でもいいと思ったんですけど、調べたらすでにそういうバンドがいて(笑)。1文字変えると、「bard」は旅をしながら史実を歌っていた「吟遊詩人」のことで、詩的な意味も表せるから、「めっちゃいいやん!」って自分のなかで盛り上がって。

The Songbards

松原:イージーリスニングとしても聴けるし、歌詞の意味を掘り下げようとすれば掘り下げることもできる。そのふたつの要素は曲作りでも大事にしようって決めていたんです。生活の邪魔をしない、飾り付けのような音楽であり、辛いときや苦しいときには近くに寄り添う音楽でもありたいなって。だから皓平から「The Songbards」という案を聞いたとき、それなら両方の意味が入っていて、バンドを表しているからいいなと思いました。

—ちなみに、モチーフはやっぱりOasisの“Songbird”?

上野:もともと曲は好きやったんですけど、直接そこから取ったわけではないです。

松原:好きなバンドを観に行って自分たちのCDを渡すと、DYGLの秋山(信樹)くんとか、andymoriの小山田(壮平)さんからは、最初に「Oasis?」って言われて、やっぱり好きな人はまずそっちに食いつくんやなって(笑)。

The Songbards

—バンド活動において「最初の1年はやりたいことだけやってた」というところから、どのような心境の変化があったのでしょう?

柴田:僕が入ったのが2年前なんですけど、そのときに、みんなで「休学してちゃんとバンドしよう」ってなったんですよね。

松原:ただ、その前に皓平が一回「やめる」って言い出したことがあって。

上野:バンドとしての目標とか人前に立つ意味が見出せなくなっていて、さらに自分がちょうど落ち込んでた時期でもあって……答えを見つけるために出家したいなと思い始めて。ちょうどそのふたつが重なって、「バンドやめたい」って言い出したんです。

僕たちの世代は、欲しいものはすぐ買えるし、情報はなんでも入ってくるという状況から逸脱したいみたいな気持ちが、みんなどこかにあるのかもしれないですね。(岩田)

—バンドから出家っていうのは、また極端な話ですね。

松原:極端ですよね(笑)。実は、仏教を信仰しているとかではないんですけど、あくまで学問として、大学生活のなかでずっと皓平と話していたんです。自分たちが歌詞を書いて表現する上で、仏教のストーリーを掘り下げることも多くて。ちょうどバンドに対して真面目になってきた時期だったし、皓平の歌声を無駄にしたくないなと思いながら、すごく皓平を説得しました。

松原有志
松原有志

—上野くんはなぜ「出家したい」と考えたんですか?

上野:高校までサッカーに熱中したり受験を経験したりしていて……大学に入って自由を得て、バイトして、欲しいものを買って、またお金を貯めて、他のものが欲しくなって、また買って……結局その繰り返しやなって思うと、「これ、最終的になにになるん?」って思い始めたんです。渇望して、満たされて、また求めての繰り返しに、嫌気が差したんですよね。

そういうことから解き放たれたい、根本的な原因を知りたいなと思っていたときに、たまたま本屋で仏教の本を見つけて。宗教として捉えるとかではなく、単純に「生活の助けになるかな」と思って読み始めました。

上野皓平
上野皓平

松原:自分たちが人生を通じてなにかを学んで、「そのあと、どうすんねん?」って思うと、今度はそれを世の中に返すというか、自分たちの学びを他の人にも伝えていけたらいいなと思うんです。

そのための手段として、音楽は憧れでもあったし、今の自分たちが一番できることだと思うんですよね。自分たちが音楽から力を感じたように、今度は自分たちが音楽を手段にして、社会に返していく。皓平を説得するときにそういう話をしてから、バンドに対して本気度が増してきて、だんだん音楽で生活していきたいと思うようになりました。

—上野くんの「出家したい」という考えの背景には、消費社会に対する疲弊があったわけですね。

松原:そういうのって、少なくとも、みんな感じてることだと思うんです。最小限で必要ないものを捨てるとか、皓平がやりだしたら、影響されてみんなやり始めたんですよ。皓平が、生きていくのに支障ないところまで物を少なくしようとしていた時期があって、それに対して単純に「いいな」と思ったから、僕もいろいろ必要ないものを捨てたりして。

柴田:皓平とはもともと中学時代からの友達で、メンバーになる前にライブを観に行くこともあったんですけど、最初に仏教の話を聞いたときは、一瞬「ヤバいんかな?」って思いました(笑)。でも、そういうことではなくて、僕も学問として読み始めると、いろいろ考えさせられることが多くて。

今って100年前とか200年前の大金持ちよりもいい暮らしをしてるんだけど、みんなが不満を持ってる。つまり、どう時代が変わっても、不満を持ってしまうのは人間の性で、その不満って結局自分自身の心の問題なんですよね。そう考えると、欲が出て満たされての繰り返しっていうのに、答えはあるのかな? と思って。

柴田淳史
柴田淳史

—実際に、上野くんは禁欲的な生活をしてるわけですか?

上野:そこまでではないですけど、お酒やタバコはしないですね。でも、それは禁欲というよりも、お酒を飲むと体調があまりよくないっていうのが理由で(笑)。その延長で、ライブ前は小麦粉も食べないし、お菓子とかジュースも買わないですけど、別に「禁欲してます」って感じではなくて。

松原:皓平はいろんなことを学んでいくなかで、そもそも過剰な欲を持つこと自体なくなってきて、自分をすでにコントロールできてるんですよ。だから今言ったように、体調管理をしてるだけというか、やせ我慢とか無理してやってるわけでも、周りに強要するでもなく、自然にやってるんですよね。

—いわゆるハードコアの「ストレートエッジ」の考え方でもないわけですよね? 享楽的な生き方に対するアンチテーゼみたいな。

岩田:ちょっと類は違うと思うんですけど、メンバーみんな天邪鬼みたいな感じはあって。社会に柔らかく馴染んでる感じで見られるんですけど、わりとみんな反体制的というか……さっきのサークルの話とか、あくまで一部分ですけどね(笑)。

ちょうどこの前、映画『LIVE FOREVER』(2002年製作、ジョン・ダウアー監督。1990年代のロンドンカルチャー、OasisやBlurなどのブリットポップに迫ったドキュメンタリー映画)を(松原)有志から借りて見たんですよ。当時のイギリスはドラッグと失業保険で浮かれていて。

もちろん今の日本とは全然違うんだけど、僕たちの世代は、ある程度欲しいものはバイトすればすぐ買えるし、情報はなんでも入ってくるという状況から、もしかしたら逸脱したいみたいな気持ちがみんなどこかにあるのかもしれないですね。

岩田栄秀
岩田栄秀

—Oasisが労働者階級の意思表示としての役割を担ったように、The Songbardsも社会に対する意思表示が基盤にある?

松原:それは少なからずあると思います。僕らは階級の話をできないですけど、アメリカのNirvanaに対してイギリスからはOasisが出てきて、Nirvanaが「死」だったとすれば、Oasisは「生」だったわけですよね。

ノエル・ギャラガー(Oasis)は未だに「音楽には愛や希望がないとダメだ」と言っていて、僕はそれがすごく嬉しいんです。彼は基本的に口が悪いから、アティチュードの部分で悪く見られがちですけど、本来表現したいのは愛や希望、生きることだっていうのは、すごく共感します。僕らも、希望や意味があるものを提示したい。そういう世の中へのカウンター精神はあると思いますね。

The Songbards

生まれたすぐあとに阪神・淡路大震災があったので、他の地域の人が持ってない感覚はあるかもしれないです。(柴田)

—新作『Cages in the Room』の1曲目“太陽の憂鬱”は<リシケーシュに救いを求めに行く くだらないのはいつも僕だ>という歌い出しから始まっています。リシケーシュはThe Beatlesが訪れたことでも知られるインドの聖地ですが、そのあとの<何もかも手放してしまうんだ 憧れては絶望を繰り返すこの心>というラインも含め、ここまで話してきたことがよく表れている1曲だと言えそうですね。

上野:なにか精神的に落ち込む出来事があって、そこから脱却できそうになったときに曲ができることが多いんですけど、その脱却できるキーになった文章とか考え方を曲の歌詞に盛り込むことで、自分のなかで何回も反芻できるようにしたいという思いがあるんです。

“太陽の憂鬱”を作ったときは、自分が落ち込んでるときに物事がよくないふうに見えるのって、結局は精神状態次第で、そこで物事が凝り固まって見えちゃうのはしょうもないなと思って。そういうときに藤原新也さんの『印度放浪』(朝日新聞、1993年発行)を読んで、「結局、進まないと、考えてるだけではなにもできないな」と思ったことを盛り込んだ曲です。

—松原くんが作詞をしている“街”についても聞かせてください。この曲はAnt Lily時代からやってる曲だと思うんですけど、アップテンポの曲が多いなかで、こういうバラードの名曲をちゃんと書けるのは非常に大きいなと思ったんですよね。

松原:この曲は結構前に書いた曲なんですけど、バンドやり始めたてで楽しいのもあって、時代のアンセムに成り得る曲、後世に残る名曲を自分も作りたいなと思って。“Let It Be”(The Beatles)とか“Don't Look Back In Anger”(Oasis)みたいな、老若男女が無理なく歌えるバラードを作りたいというイメージがありました。

—歌詞に関しては?

松原:「孤独」がテーマではあるんですけど、「孤独」って、今はそれを歌う時点でもうリスナーは共感できちゃうからずるいなと思ったりもして。僕はこの23年間普通に幸せに生きてきたと思っていて、親の愛情も感じてきたし、本当の意味で孤独になったことがないというか、少なくとも、物理的に孤独になったことは一度もないんですよね。でも、バンドを組んで皓平といろいろ話をするなかで、最終的に死ぬときは一人だなとか、これから大学を出て就職して普通に暮らしていくのかなって、漠然と思いながら歌詞を書きました。

The Songbards『Cages in the Room』ジャケット
The Songbards『Cages in the Room』ジャケット(Amazonで見る

—途中でOasisとNirvanaの話もあったけど、死生観が反映された歌詞も多いですよね。自主盤の『The Songbards First E.P.』に収録されていた“青の旅”には<青春の二文字を抱きしめてこのままずっとこうしていたいな いつか死ぬことを忘れなければ 別にどうってことはないんじゃない>という歌詞もありました。

上野:“青の旅”も、落ち込んでるときから上がっていくときに作った曲で、そういうときは死生観について考えることが多くなりますね。全部がそういう曲ばっかりではなくて、“春の香りに包まれて”は一番最近できた曲なんですけど、特に落ち込んで書いたわけではないです(笑)。

The Songbards

—神戸という街から影響を受けている部分って、なにかあると思いますか?

柴田:音楽的な土壌はある街ですね。それと、僕らが生まれたすぐあとに阪神・淡路大震災があったので、もちろん当時の記憶は全然ないんですけど、無意識のうちに親とか周りの人から伝わっているものとか、他の地域の人が持ってない感覚はあるかもしれないです。学年全体の生徒の数も他の世代より少ないし、学校ではずっと「震災のことを忘れるな」って言われてきましたからね。東日本大震災が起こったときも、よく学校の授業とかで見ていた状況と近いなと思って、他人事とは思えなくて。

松原:アーティストは地震とかテロに対して敏感な人が多くて、自分の好きなアーティストが社会的なことに対して支援してる姿を見ると、やっぱり憧れます。なかには「そんなのロックじゃねえ」って言う人もいるかもしれないですけど、僕はそういう人たちがいてくれてよかったなって思う。

—音楽活動をすることによって、社会貢献をしたいという気持ちがある?

松原:ありますね。「学校を出て就職したら、あとは社会に還元」みたいに思っている世代なので、世の中にわずかでも貢献しなくちゃいけないという気持ちはある。音楽をやることで、その想いはより強まっていますね。

The Songbards

ひとつの生き方を提示したい。人間を肯定するメッセージを伝えられればなと思います。(上野)

—『Cages in the Room』というタイトルの由来は?

松原:今回は収録されている5曲ともそれぞれタイプが違うので、バラバラなものがひとつのところにあるというイメージで、最初、栄秀が「『Rooms』ってどう?」って言って。それをよりThe Songbardsらしく言うなら、「鳥かご」がいいんじゃないかなと思って、こう名付けました。ここから飛び出す余地があるけど、僕らは地元で活動しているし、かごから出てもまだ部屋のなかっていう。いろんな意味で今の自分たちの等身大が表現できたんじゃないかと思います。

The Songbards

—まさに、The Songbardsはこの作品をきっかけにして、今後より自由に羽ばたいていくことになると思うのですが、最後にこれからの展望について話してもらえますか?

柴田:冒頭でも話しましたが、The Beatlesのようにメンバーの個性をぶつけ合いながらも、普遍性を持ったバンドになりたいです。いろんな流行りとかもありますけど、引き継がれていく普遍的な部分ってあって、芸術はそこに触れることができるものだと思うので、自分たちらしさを模索しながらも、普遍的な部分は忘れないようにしたいなって思いますね。

松原:そうやね。やっぱりThe Beatlesはバンドの形として理想なんですけど、決して同じことをやるわけではなくて、「普遍性を求める」ということ自体がThe Beatlesに近づく方法なのかなって。あと曲作りに関しては、さっきも言ったようにアンセムが作りたくて、しかも単純に自分にとっての記録ではなく、いつか誰かのためになるようなことをやっていきたいです。

—ロンドンのテロ事件のあとに、街に集まった人たちが“Don't Look Back In Anger”を合唱している光景を見ると、やっぱり感動しますもんね。

松原:あれに対してリアムがインタビュー受けているのを見て、あの兄弟は仲悪いですけど、Oasisでやってきたことに対してはどちらもちゃんと責任を持っているところをすごく尊敬して。僕もThe Songbardsの曲に対してちゃんと責任を持ちたいし、その曲を世に出す以上、自分もちゃんとした人間になりたいなって。

The Songbards

—岩田くんはどうですか?

岩田:最初に言った理想のバンドのイメージ、それぞれが曲を作るっていうところに早く足を踏み入れたいと思ってるんですけど、僕は外から取り入れたものを自分のなかで吸収して出すまでが遅いタイプなんですよね。すでに作ってる曲もあるんですけど、今回のレコーディングを経験したり、今日のインタビューでメンバーのいろんな話も聞けたので、自分がこのバンドのなかで作る曲というのを改めて考えたいなと思います。

—楽しみにしています。最後に、上野くんどうですか?

上野:バンドの今後に関してはみんなが言ってくれた通りなんですけど、個人として思っているのは、ひとつの生き方を提示したいということ。苦しいときに救いになることを取り入れて、人間を肯定するメッセージを伝えられればなと思います。そのためには自分が本当に望んでいることはなにか、冷静に判断できる精神状態でいたいです。

僕のなかでブッダはそういう人だと思っていて、最初は自分のためだったけど、それを世間に伝えることで、多くの人が救われた。そのプロセスに対して憧れがあるし、自分もその恩恵を受けた一人なので、やり方は違いますけど、最終的には僕らの音楽を聴いて少しでも希望を感じてもらえたら嬉しいですね。

The Songbards

リリース情報
The Songbards
『Cages in the Room』(CD)

2018年1月31日(水)発売
価格:1,500円(税込)
NWWCD-002

1.太陽の憂鬱
2.ハングオーバー
3.Philadelphia
4.街
5.春の香りに包まれて

イベント情報
『「Cages in the Room」リリース記念 弾語りライブ』

2018年2月9日(金)
会場:東京都 タワーレコード渋谷店

2018年2月14日(水)
会場:大阪府 タワーレコード梅田NU茶屋町店

※上野皓平のみの出演

『The Songbards&ムノーノ=モーゼスWレコ発「月と太陽のロマンス」』

2018年2月20日(火)
会場:大阪府 心斎橋 Pangea
出演:
The Songbards
ムノーノ=モーゼス
Easycome
POP ART TOWN
and more

2018年3月4日(日)
会場:東京都 下北沢 BASEMENT BAR
出演:
The Songbards
ムノーノ=モーゼス
and more

『The SongBARds』

2018年2月26日(月)
会場:兵庫県 神戸 VARIT.

『「Cages in the Room」リリースツアー Final』

2018年3月27日(火)
会場:兵庫県 神戸 VARIT.
出演:
The Songbards
YAJICO GIRL
and more

プロフィール
The Songbards
The Songbards (ざ そんぐばーず)

2017年3月より地元・神戸を中心に活動を開始。バンド名「The Songbards」は、「Songbird=さえずる鳥」と「bard(吟遊詩人)」の意味。メンバーは松原有志(Gt.&Vo.)、上野皓平(Vo.&Gt.)、柴田淳史(Ba.&Cho.)、岩田栄秀(Dr.&Cho.)の4名で構成。UKロックなどに影響を受けた作詞作曲を手掛けるツインギターボーカルと、疾走感あるライブパフォーマンス、息の合った4人のコーラスワークが魅力。自主レーベル「Nowhere Works」を立ち上げ、2018年1月31日に、初の全国リリース決定!



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