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Awesome City Clubと遠藤治郎、キラキラアプリをライブで再現

Awesome City Clubと遠藤治郎、キラキラアプリをライブで再現

『CROSSING CARNIVAL』
テキスト
金子厚武
編集:矢島由佳子

atagiいわく「このイベントを特別にしなきゃという使命感を感じた」

4月22日に開催されるCINRA主催の『CROSSING CARNIVAL』に、Awesome City Club(以下、ACC)の出演が決定。建築家・デザイナー・アーティストと、幅広い肩書きを持つ遠藤治郎による演出とのコラボレーションで、この日限りの特別なライブを披露する。3月に発表された最新作『TORSO』リリース時のインタビューでは、atagiがイベントに向けた想いを次のように語ってくれた。

atagi:有象無象にイベントがあるなかで、「出演する側にも負荷がかかるかもしれないけど、特別な体験を提供したい」って企画書に書いてあるのを見て、すごく攻めたイベントだなって思ったし、このイベントを特別にしなきゃという使命感も感じました。
(「Awesome City Clubが振り返り、明かす、実はピンチだった1年」より)

『CROSSING CARNIVAL』メインビジュアル。当日券も販売する『CROSSING CARNIVAL』メインビジュアル。当日券も販売する(サイトを見る

これまでも演出や空間作りにこだわってきたAwesome City Club

もともと「架空の街のサウンドトラック」をコンセプトに掲げて作品を発表してきたACCは、これまでもライブで様々な演出を行い、ステージ上に「Awesome City」を作り上げてきた。2015年の『Awesome Talks』では、「スノードームの中に入っている架空の街」を映像で表現したり、2016年の『Awesome Talks』では、ステージ上にアクリル板を設置し、光の演出を施したり、ポップでカラフルなバルーンで空間を彩ったり。

2015年『Awesome Talks』の様子
2015年『Awesome Talks』の様子

2016年『Awesome Talks』の様子
2016年『Awesome Talks』の様子

近年では、「架空の街」というコンセプトから抜け出し、より人間味が前に出てきたこともあって、ステージも以前よりシンプルになってきた印象だったが、この日は一夜限りのコラボレーションによって華やかなACCが体験できるはずだ。

遠藤治郎とともに、「キラキラアプリ」を人力で実現させる演出に挑戦

今回のコラボレーターとして遠藤を推薦したのはPORIN。前述のインタビューでは、その理由を次のように語ってくれている。

PORIN:ACCらしいことがしたいし、空間が煌びやかで、カラフルで、『TORSO』みたいなポップな感じにできるといいなと思ったときに、遠藤さんが思い浮かんだんです。遠藤さんは昔からの知り合いで、サマソニ(『SUMMER SONIC』)のステージを作ったり、タイでフェスをやったりしていて、日本人離れした色使いとか演出をする人なんですよね。HAPPYがラフォーレミュージアム原宿で遠藤さんと一緒にライブをやったときも(2014年8月6日開催『Free HAPPY“HELLO”』)、お花を飾ったり、すごいステージ演出だったんですよ。遠藤さんとなら、きっと見たことないものが見れるなと思ってお願いしました。
(「Awesome City Clubが振り返り、明かす、実はピンチだった1年」より)

左から:マツザカタクミ(Ba,Syn)、PORIN(Vo,Syn)、atagi(Vo,Gt)、ユキエ(Dr)、モリシー(Gt)
左から:マツザカタクミ(Ba,Syn)、PORIN(Vo,Syn)、atagi(Vo,Gt)、ユキエ(Dr)、モリシー(Gt)

タイに13年間滞在し、『Soi-music』というタイと日本を中心とする音楽イベントを開催したり、数多くのライブの照明や美術を手掛けてきた遠藤の持ち味は、PORINも語っているように、タイ仕込みのカラフルな色使い。特に、キラキラと輝く世界観を作り上げるのが上手く、先日行われた『SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2018』や『SYNCHRONICITY'18』では、水曜日のカンパネラのステージでミラーボールを使った演出を手掛けたりもしている。

今回のコラボレーションもPORINの「キラキラしたい」という提案からスタートしたそうで、「いつもより、もう一歩踏み込んだキラキラを作ってみよう」と考えた遠藤は、今回のステージのコンセプトとして「フィジカルなキラキラアプリ」を掲げている。SNSなどに写真や動画をアップする際、雑貨や風景を光らせることのできる人気の画像加工アプリを、アプリなしで実現するというのだ。遠藤とPORINがともにキラキラアプリのユーザーで、意気投合したらしい。

ACCは過去に、専用アプリをかざすとバーチャル7インチになるコースターを配布したり、音楽アプリ「うたパス」とのコラボで、360°VR映像のオリジナル動画を作ったりと、常にテクノロジーと共に歩んできたバンドでもある。今回の「アプリなきアプリ」という試みも実にACCらしいが、言ってみれば、これまでとは逆転の発想でもあり、人間味が前に出てきている今のACCのモードとより合致するものだと言えよう。

実際にどんな方法でキラキラを作り出すのかは、当日のステージをぜひとも目撃してほしい。なお、遠藤は「キラキラのベールをAwesome City Clubに降らせるよ」と笑って話してくれた。

『CROSSING CARNIVAL』タイムテーブル。当日券も販売する
『CROSSING CARNIVAL』タイムテーブル。当日券も販売する(サイトを見る

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イベント情報

『CROSSING CARNIVAL'18』
『CROSSING CARNIVAL'18』

2018年4月22日(日)
会場:東京都 渋谷 TSUTAYA O-EAST、TSUTAYA O-WEST、TSUTAYA O-nest、duo MUSIC EXCHANGE
出演:
KOHH
Chara×韻シストBAND
GRAPEVINE(ゲスト:康本雅子)
大森靖子(Crossing:world's end girlfriend)
藤井隆
おとぎ話(新作の完全再現ライブ)
前野健太
Awesome City Club feat. Jiro Endo
world's end girlfriend × Have a Nice Day!
THE NOVEMBERS(ゲスト:志磨遼平(ドレスコーズ))
GAGLE(ゲスト:鎮座DOPENESS、KGE THE SHADOWMEN)
DADARAY(ゲスト:藤井隆)
WONK
Tempalay×JABBA DA FOOTBALL CLUB
King Gnu×Ryohu
LILI LIMIT(Crossing:牧野正幸)
Emerald(ゲスト:環ROY、えつこ(DADARAY))
料金:当日6,500円(ドリンク別)

プロフィール

Awesome City Club
Awesome City Club(おーさむ してぃ くらぶ)

2013年春、それぞれ別のバンドで活動していたatagi、モリシー、マツザカタクミ、ユキエにより結成。2014年4月、サポートメンバーだったPORINが正式加入して現在のメンバーとなる。メンバーそれぞれの多種多様な音楽的ルーツをMIXした、男女ツインヴォーカルの男女混成5人組。2015年、ビクターエンタテインメント内に設立された新レーベル「CONNECTONE(コネクトーン)」より、第一弾新人としてデビュー。2015年4月8日に1stアルバム『Awesome City Tracks』をリリースし、iTunesロックチャートで1位を獲得するなど話題を呼んだ。デビューから「Awesome City Tracks」シリーズとしてコンスタントに2年間で4枚のアルバムをリリース、2017年にはベストアルバムを発表。2018年3月14日、バンドの新章幕開けとなるEP『TORSO』をリリース!その他にも、クリエイターやファッションブランド等とのコラボレーションも積極的に行い、カルチャーとしても注目を集める存在となっている。

遠藤治郎(えんどう じろう)

建築を起点に、美術、演出、照明を全て手掛け、美術 / 音楽 / モード / 大学教育 / 社会政治といったジャンルを横断しながら、オランダ3年 / スリランカ1年 / タイ13年を経て2年前より東京を起点に、日本科学未来館にも籍を置きながら慌ただしい日々を。近年はGallery X by PARCO(内装 / 照明)、BloodOrangeバンコク公演、モーラムバスステージ@Wonderfruits Festival、水曜日野カンパネラ / 横浜アリーナ、パシフィコホール、O-EAST(ステージ演出 / 空間 / 照明)、KUMA EXHIBITION(会場構成、展示ディレクション)などを手掛ける傍ら、5/26-27にかけて行われるTHE M/ALL|音楽xアートx社会をつなぐ都市型フェスをクラウドファンディングで無料開催をめざして活動中。

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