坂本龍一の連載「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」が『新潮』2月号で完結

2023. 01.06
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坂本龍一の連載「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」が1月7日刊行の『新潮』2月号の第8回「未来に遺すもの」で完結することが発表された。

現在がんのステージ4にあるという病状を明かし、初回の掲載誌が発売即重版されるほど反響があったとういう同連載。過去最長の約2万5千字で語られるエピソードは、余命宣告を受けた直後のピアノソロ生配信から、中国での大規模インスタレーション、オランダでの舞台芸術、ウクライナのバイオリニストとの共作曲、柄谷行人の著作に示唆を受けた団体の活動など。斎藤幸平やSUGA(BTS)らとの交流も明かされる。

【坂本龍一のコメント】
2020年の末、自らに残された時間を悟ったぼくは、生きているうちにしておかなくてはいけないことをリストアップしました。そのひとつが、『音楽は自由にする』(2009年)以降の活動を自分の言葉でまとめておくことでした。少々慌ただしいスケジュールだったけれど、聞き手の鈴木正文さんにも助けられながら、間もなくリリースされる『12』までの足跡を振り返ることができ、今はホッとしています。連載は完結しますが、もちろんこの先も命が続く限り、新たな音楽を作り続けていくつもりです。

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