ETV特集『ヒロシマからの手紙 “原爆”を綴ったアメリカ人たち』が8月23日23:00からNHK Eテレで放送される。
1945年、人類史上初めて原子爆弾を投下する命令を下したアメリカ大統領トルーマン。生涯にわたり自らの決断を正当化し続けたが、終戦直前、日本へのさらなる攻撃を求める議員に宛てた手紙に原爆によって多くの命を奪ったことへの「後悔」を綴っていたという。
番組では、アメリカの大統領、原爆開発に関わった科学者、市民が当時綴った手紙を紐解き、核兵器と人はどう向き合うべきなのか、その手がかりを探る。手紙の朗読は藤原竜也と吉岡里帆が担当。再放送は8月27日24:00から。
【番組担当者のコメント】
なぜ今回、「原爆」に関わったアメリカ人たちの手紙に注目したのか?それは手紙には公文書には記されていない、生身の人間の感情が込められているからです。終戦直後から原爆投下を是としてきたアメリカ社会。その中で、核兵器という巨大な力を生み出し使用した「当事者たちの心」には後悔や葛藤が確かに生じていたのです。その感情には、「核兵器は二度と使用してはならない」とする“核のタブー”を形成する力が宿っています。
80年前にトルーマンたちが綴った手紙の宛先は、核の脅威の中で今を生きる私たち自身なのだと感じています。



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