Netflix『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のあらすじは?シーズン5の完結を前におさらい

メイン画像:Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界 5」VOL 1(第1~4話): 11月27日(木)10時、VOL 2(第5~7話): 12月26日(金)10時、フィナーレ(第8話):2026年1月1日(木)10時より世界独占配信

2016年のシーズン1配信以来、世界的ブームを巻き起こしてきたNetflixオリジナルドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。

1980年代のアメリカを舞台に、失踪事件をきっかけに「裏側の世界」の脅威が広がっていく本作は、SF・ホラー・サスペンスを融合した人気シリーズとして高い評価を得ている。

そしてついに、物語の最終章となるシーズン5が2025年11月27日より順次配信される。

一方で、前シリーズの配信から3年が経ち、ストーリーを忘れてしまった……という人も多いかもしれない。シーズン5の配信を前に、シーズン1〜4のあらすじを総まとめする。

裏側の世界とデモゴルゴンの出現。原点となるシーズン1(2016年)のあらすじ

舞台は1983年のアメリカ。インディアナ州ホーキンスで暮らす中学生ウィルが、友人のマイク、ルーカス、ダスティンと遊んだ帰り道に行方不明になってしまう。

のちにウィルは死体で発見されるが、ウィルと思しき人物からの電話を受けた母ジョイスは、ウィルが生きていると確信。警察署長のホッパーとともに、事件の真相を探り始める。

一方、友人のマイクらもウィルを探し、その途中で坊主頭の少女エルと出会う。研究所で被験体として育てられていた彼女は超能力を持っており、その力でウィルを探し出す。

エルによると、ウィルは「裏側の世界(The Upside Down)」で生きているのだという。ジョイスとホッパーは裏側の世界に侵入し、無事ウィルを救い出す。

しかし、裏側の世界との裂け目ができたことにより怪物「デモゴルゴン」が表の世界にも侵入してしまう。武装した大人たちが束になって戦うも歯が立たず、最後に残ったのはエル。彼女はマイクらを守るため自らの超能力を使って敵を倒すが、敵とともに消えてしまう。

ウィルの後遺症がきっかけに。「マインド・フレイヤー」と闘うシーズン2(2017年)

新学期を迎え、新しく町に引っ越してきた マックスと彼女の兄ビリーの登場で、マイクやウィル、ルーカス、ダスティンの関係性にも変化が生まれる。

行方不明だったエルは、じつはホッパーに守られ、森の奥で密かに暮らしていた。彼女は自分の過去と力のルーツを求めて外の世界へ踏み出し、自分と同じように特殊能力を持つ少女・カリと出会い、自分が何を守るべき存在なのかを知っていく。

一方で、裏側の世界から戻ったウィルは、ときおり「裏側の世界」の光景が見えるという後遺症に悩まされていた。それは、失踪中にウィルの身体に裏側の世界の怪物が入り込み、つながりができてしまっていたからだった。さらに、閉鎖されたはずの研究所が再び動きを見せ、町の地下で裏側の世界に通じる何かが動いていた。

同時にウィルの体を通じて影の怪物「マインド・フレイヤー」が侵入。町にも怪物が出現し、ホーキンスが再び危機にさらされる。

最終的には、ジョイスたちがウィルの体内から「マインド・フレイヤー」を追い出すことに成功、エルもホッパーと力を合わせて裏側の世界に通じるゲートを閉じる。

マインド・フレイヤーが復活したシーズン3(2019)。スティーブやロビンが大活躍

シーズン2から1年後、裏の世界が再び動き出す。

復活したマインド・フレイヤーが、ネズミの体を乗っ取り、次第に人間にも手を広げていく。転校生マックスの兄ビリーが乗っ取られたことを皮切りに、次々に町の人々が操られていく。操られた人々は融合させられ、一つの巨大な怪物へと変貌をとげてしまう。

一方でダスティンは、友人との通話を試みるなかでソ連の通信を傍受。通信を頼りに、アイスクリーム店で働くスティーブ、ロビンらとともに、モール地下にあるソ連の秘密基地を発見する。そこで、ソ連の研究施設が裏側の世界へのゲートを再び開く実験をしていることを突き止める。

ゲートを閉じるべく、大人たちはモールの地下へ侵入。地上では子どもたちが怪物と対峙する。無事ゲートは閉じられたが、ビリーはエルやマックスらをかばって命を落とし、ホッパーもゲートを閉じた際の爆発で姿を消してしまう。

戦いは子どもたちの関係にも大きな変化をもたらし、エルとバイヤーズ家はホーキンスの町を離れて新たな生活へ向かうことになる。

ラストでは、ホッパーが生きていることを示唆するシーンが、次シーズンへの伏線となる。

ホーキンスに迫る敵「ヴェクナ」の脅威。ホラートーンのシーズン4(2022)

シーズン3から半年後。マイク、ルーカス、ダスティン、マックスたちはホーキンスに残り、バイヤーズ家とエルはカリフォルニアで暮らしている。エルは能力を失い、学校ではいじめを受けるなど苦しい日々を送っていた。

そんななか、ホーキンスで不可解な連続殺人事件が起こる。被害者の死体は、体を激しく折り曲げられ、目がえぐられるという残酷なもの。

この事件の背後にいたのが、裏側の世界の新たな支配者「ヴェクナ」だった。ヴェクナはホーキンスと裏側の世界をつなげる4つのゲートを開くため、4人の生贄を殺そうとする。

心の傷やトラウマにつけこむヴェクナは、次の標的に兄を亡くしたマックスを選ぶ。彼女は危機一髪で助けられたものの、手がかりを探すなかでヴェクナはエルと同じ研究所で育てられ、裏側の世界へ追放された「001(ワン)」であることが判明する。

そのころ、ジョイスはシーズン3で姿を消したホッパーがソ連の収容所で生きていることを知り、元記者のマレーとともにソ連に向かう。

ヴェクナが表の世界を侵略しようとしていることを知る一同は、マックスの意識の中・裏側の世界・ソ連の3か所に分かれ、ヴェクナを倒そうと試みる。

・マックスの意識の中:マックスがおとりとなり、ヴェクナと精神世界で対峙。同時にエルもマックスの意識に入り込み、ヴェクナと対決する。

・裏側の世界:マイクの姉ナンシーらが侵入し、ヴェクナの本体を探し出して攻撃する。

・ソ連:ホッパー、ジョイスらが収容所の外にいるデモゴルゴンを倒すことで、裏側の世界の勢力を弱らせる。

しかし作戦は完全には成功せず、マックスは4人目の犠牲者となってしまった。エルによって辛うじて命をつなぎ止められるも、ヴェクナは完全には倒れず、4つのゲートが開くことでホーキンス全体に巨大な裂け目が生まれ、裏側の世界が侵食を開始する。

町には灰が降り注ぎ、世界は本格的に崩壊へと向かい始める。

ここから物語は最終シーズンへ続く。

SFとホラーの絶妙な融合と、1980年代のカルチャーが世界中を虜に。シリーズの見どころを紹介

2016年の配信開始後、一気に人気を集めた『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。双子の兄弟であるマット&ロス・ダファーが製作総指揮、監督、脚本を務める本作は、シーズン5まで放送が続くほど、世界中で注目されている。

エルの超能力や、裏側の世界、そこで登場する不気味な怪物など、超自然現象をSF、ホラーの要素を絶妙に融合させ、先が気になる展開となっている。

また、ウィル、マイク、ルーカス、ダスティン、エル、マックスという6人の主要キャラクターは、登場時は中学生。かれらの成長にも注目したい。

さらに、作中には、1980年代のカルチャーがいたるところに散りばめられている。ウィルたちが夢中になっているゲーム『ドラゴンズレア』(1983年)、シーズン4で鍵となる音楽“Running Up That Hill”(1985年)や“Master Of Puppets”(1986年)、作中にも登場する映画『ゴーストバスターズ』(1984年)や『バック・トゥザ・フューチャー』(1985年)などだ。ほかにもさまざまな場面で1980年代のカルチャーや映画をオマージュしたシーンが登場するといわれている。

さらに、ランウェイで本作のロゴ入りのTシャツと合わせたファッションが披露されたほか、niko and…やユニクロ、グラニフなどもコラボアイテムを販売するなど、ファッションも人気となっている。

最終シーズンの配信日程と主要キャラクターは?

最終シーズンの配信日程と主要キャラクターは以下の通り。

【シーズン5配信日程】

シーズン5は、11月27日(木)よりNetflixで世界独占配信が開始する。スケジュールは以下の通り。

Vol.1(第1〜4話):11月27日(木)10時より
Vol.2(第5〜7話):12月26日(水)10時より
最終章(第8話):2026年1月1日(木)10時より

【主要キャスト一覧】

イレブン / エル / ジェーン(ミリー・ボビー・ブラウン):物体を自在に操ったり、人の意識に入り込んだりできる超能力を持つ。研究所の被験体として育てられるが、研究所を抜け出してホーキンスでマイクらと出会う。研究所で付けられた被験体番号が「011(イレブン)」であり、マイクらからはエルと呼ばれる。出生時の名前はジェーン。

マイク(フィン・ウルフハード):ウィル、ダスティン、ルーカスたち仲良しグループのリーダー。

ウィル(ノア・シュナップ):シーズン1で裏側の世界に迷い込み、シーズン2でも裏側の世界の幻覚を見る。

ダスティン(ゲイテン・マタラッツォ):小学4年生のときに転校してきた仲良しメンバーの一人。理系分野への興味が深く、作中でも知識を活かして怪物を倒すキーパーソンとなる。

ルーカス(ケイレブ・マクラフリン):ウィル、マックス、ダスティンとともに仲良しグループの一人。高校でバスケットボール部に所属してからマイクたちと距離ができる。

マックス(セイディー・シンク):シーズン2で転校してくるマイクらの同級生。ゲームがうまいことからマイクらと仲良くなる。義兄ビリーと不仲だったが、シーズン3で兄を亡くし、シーズン4ではその暗い思い出につけ込まれてヴェクナに命を狙われてしまう。

ナンシー(ナタリア・ダイアー):マイクの姉。シーズン1で親友のバーバラを亡くす。率先して敵と闘い、シーズン4では裏側の世界に入り込みヴェクナに立ち向かう。

ジョナサン(チャーリー・ヒートン):ウィルの兄で、ナンシーの同級生。シーズン1での異変にいち早く気づくなど、鋭い観察力をもつ。

スティーブ(ジョー・キーリー):ナンシーの元恋人。シーズン2からはダスティンと友人になり、ダスティンと一緒に事件に立ち向かうことが多くなる。シーズン3ではショッピングモールのアイスクリーム店で、シーズン4ではレンタルビデオ店で働いている。

ロビン(マヤ・ホーク):シーズン3から登場した、アイスクリーム店で働くスティーブの同僚。ソ連の暗号を解読するなどすぐれた能力を発揮し、のちにマイクらと戦う仲間となる。シーズン4ではスティーブとともにレンタルビデオ店で働き始める。

ジョイス(ウィノナ・ライダー):ウィルとジョナサンの母。シーズン1でウィルが失踪した際も、ウィルが生きていることを信じ、捜索を続けた。

ホッパー(デヴィッド・ハーバー):ホーキンス警察署の署長で、ジョイスとは高校の同級生。シーズン2ではエルをかくまい育てる。シーズン4ではソ連軍の捕虜として収容されるが、マイク、ナンシーらの戦いをジョイスとともにソ連側から援護する。

マーティン・ブレナー博士(マシュー・モディーン):ホーキンス研究所の科学者。超能力の研究のため、エルをはじめ多くの子どもたちを被験体として育てる。シーズン1でデモゴルゴンに襲われ行方不明に。シーズン4で再び登場するが、軍の特殊部隊に銃撃される。

マレー(ブレット・ゲルマン):ホーキンス研究所を調べる元新聞記者。ロシア語に堪能で、シーズン3からホッパーやジョイスと行動を共にする。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5
配信スケジュール

Vol.1(第1〜4話):11月27日(木)
Vol.2(第5〜7話):12月26日(水)
最終章(第8話):2026年1月1日(木)

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界 5」最終章:11月27日(木)10時より世界独占配信


記事一覧をみる
フィードバック 0

新たな発見や感動を得ることはできましたか?

  • HOME
  • Movie,Drama
  • Netflix『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のあらすじは?シーズン5の完結を前におさらい
CINRA Inspiring Awards

Special Feature

CINRA Inspiring Awards

CINRA Inspiring Awardsは、これからの時代を照らす作品の創造性や芸術性を讃えるアワード。芸術文化をルーツとするCINRAが、媒介者として次世代の表現者を応援できたら。そんな思いに力を貸してくださる審査員のかたがたに、作品を選出していただいた。

詳しくみる

CINRA JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて